「闘将」の眼には、勝敗を分けるポイントがはっきりと見えていた。元日本代表DFの田中マルクス闘莉王が、スタンドから日本代表…

キングスW杯をスタンド観戦する闘莉王

「闘将」の眼には、勝敗を分けるポイントがはっきりと見えていた。元日本代表DFの田中マルクス闘莉王が、スタンドから日本代表へ檄を飛ばし続けた。

【映像】闘莉王が激昂!弱腰パス回し&PK失敗

 元スペイン代表DFのジェラール・ピケが考案したエンターテイメント系7人制サッカーの世界大会「キングス・ワールドカップ・ネーションズ・ブラジル2026」。闘莉王は「アベマ日本代表応援団長」として、日本時間1月8日のアルゼンチン戦を現地で見守った。

 試合序盤、日本代表が自陣でボールを回す時間が続くと、闘莉王は身を乗り出して絶叫する。

「運べ! 運べ! 運べばいい! ビビってる。運べ!」

 リスクを恐れて安全策を取る選手たちに苛立ち、「俺だったらもう……(自分で行く)」と苦笑い。ボールを持って前進し、相手を引きつける勇気が足りないことを指摘した。

 そして、最大の勝負所となったのが、1-1で迎えた28分の「プレジデント・ペナルティ(オーナーによるPK)」だ。ボールを受け取った人気ゲーム配信者の加藤純一に対し、闘莉王はスタンドからこうつぶやいた。

「真ん中に蹴ったら止められない。真ん中でいい! 真ん中!」

 しかし、加藤のシュートは右上を狙って枠外へ。頭を抱えた闘莉王は、その直後に相手にPKを決められると、苦悶の表情を浮かべた。

 試合はその後、シークレットカードや変則ルールが入り乱れる激戦となったが、最後は日本が前掛かりになった隙を突かれ、無人のゴールに3点目を流し込まれて1-3で敗北。闘莉王は天を仰いだ。

「やっぱり勝ってほしい!」と次戦に期待

PK失敗のシーン…

 試合後、闘莉王は「ワールドカップっていう文字がつくだけで、物事は違う」と総括。球際の強さは評価しつつも、敗因についてこう語った。

「やっぱりこれぐらいの舞台だと、細かいところをちゃんとしないと、なかなか勝利の女神が微笑んでこない」

 ボールを前に運ぶ勇気、PKのコース、ラストプレーのポジショニング。勝負の成否は細部に宿ることを、闘将は改めて強調した。

 日本代表は現在、開幕2連敗で崖っぷちの状況だが、次戦のドイツ戦に勝利してグループ3位になれば、決勝トーナメント進出の可能性が残されている。運命のドイツ戦は日本時間1月11日深夜2時にキックオフ予定。「やっぱり勝ってほしい! どんな形でもいいんで、最後いい形で勝利をみんなで味わって、次の舞台に繋げてほしい」と語った闘莉王も引き続き現地観戦し、日本代表の奇跡の突破を後押しする。

(ABEMA/キングスW杯)