東京6大学野球の法大・大島公一監督(58)が10日、熱のこもったスピーチで26年にかける思いを述べた。都内で行われた「法…

東京6大学野球の法大・大島公一監督(58)が10日、熱のこもったスピーチで26年にかける思いを述べた。都内で行われた「法政大学野球部110周年記念式典」に参加し、藤森康淳主将(3年=天理)ら新幹部と壇上に立った。約3分にわたる熱弁は「みなさん、イライラされてますよね。物足りないですよね」と印象的なフレーズから始まった。

リーグ優勝は早大(49回)に次ぐ2位46回を数える法大だが、20年春を最後に優勝から遠ざかる。ヤクルト1位松下歩叶内野手(22)が主将を務めた昨年も頂点には届かなかった。「チーム松下は、その物足りなさをすごく感じてやってくれました。春のリーグ戦、3連敗から始まりました。『史上最弱のチーム』と言われました。(4年生は)厳しい言葉を学生に投げかけ、叱咤(しった)激励し、時には強制力を発動して4年生同士相当長いすれ違いがありました。その4年生がやっぱり苦しみながら成長し、今日来てくれました。絶対この苦しみは生きます。絶対この苦しみを経験を出して、立派な社会人になってください」と呼びかけた。

壇上に上がる指揮官の言葉は時間がたつにつれて熱を帯び、この1年共に戦う3年生たちに向いた。「4年生のその意気と意思を明日へとつなげるように、この幹部たちはやってくれると思います。非常に新しい風が吹いていると思ってます。『復活』ということもあるでしょうが、僕はどちらかというと『新生』だと思っています。新しく生まれ変わるので。111年目は。そこを持って頑張っていきたいと思います」。

「育成の法政」と常々言われてきた。高校野球を沸かせた全国からかき集めた有能な人材は毎年入り、今春入学者も粒ぞろいだ。後はチームとしていかに機能するか、どう束になって戦えるか。「チーム松下を引き継いで、今年1年本気でやっていきます。ENEOSの川口さんも『熱量をそろえて本気でやる』と言ってました。その言葉をまた胸に込めてチーム一丸とやっていきます」。OBOGたちからの盛大な拍手と歓声が、春の活躍を予感させた。