ソフトバンク山川穂高内野手(34)が10日、キャンプ中盤まで単独で行うトレーニングについて悲壮な覚悟を明かした。「滝行み…

ソフトバンク山川穂高内野手(34)が10日、キャンプ中盤まで単独で行うトレーニングについて悲壮な覚悟を明かした。「滝行みたいな感じでやりたい」。言葉には危機感がにじんだ。

今春のキャンプは第4クール初日の14日に合流するまでの独自調整を任されるS班スタート。今年は福岡県内の球場を借り、単独で練習を続ける。「やっぱり自分(1人)でやる方が難しい。チームで動いた方が緊張感は高まるが、そこで逆にひとりでやることの方が、かなり高い集中力でやらないといけない。自分と戦った方がいいかな」。

S班だった昨季は宮崎のキャンプ地で調整した。だがシーズンは打率2割2分6厘、23本と不本意な成績で終わった。単独トレで徹底的に自分を追い込む覚悟を決めた。

ここまでの調整は順調で、この日もみずほペイペイドームで自主トレーニングに励むなどほぼ無休で汗を流している。「今はすごく体がうまいこと絞れている」。約7キロの減量に成功し「あと3、4キロ絞ってキャンプに入りたい」とまだまだ絞っていく。

3戦連発でMVPも獲得した日本シリーズの感覚を忘れないためにも、すべてにストイックに取り組む。「あの時に見せられた自分の打撃もそうだけど、立ち居振る舞い、心の持ち方、呼吸とかがシーズン通してできるようにする準備期間です」。打撃練習は量よりも質を重視している。“日本シリーズの山川”が開幕から続けば、多くの打撃タイトルも見えてくる。

この日は自主トレ後、福岡市内で楽天からFA宣言した辰己とトークショーに出演。ファンの前で「(日本ハムの)レイエスとバチバチやって、5回目の本塁打王を取る」と改めて誓った。辰己とは互いに打撃タイトルを取り、オフのNPBアワーズでの再会を誓った。頼れる主砲でありつづけるために、自分自身と真摯(しんし)に向き合う。【石橋隆雄】