ダカールラリーの2026年大会は1月9日、ハイル〜リヤドを走るステージ6、331kmを実施。ダカール通算5勝のナッサー・…

ダカールラリーの2026年大会は1月9日、ハイル〜リヤドを走るステージ6、331kmを実施。ダカール通算5勝のナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)が大会初のステージ勝利をマークし、総合でも首位に立った。

2026年のダカールラリー、休息日前の最終ステージでは、隊列はサウジアラビアのカッシム地方の砂丘の奥深くへと進んだ。 雄大な黄色い山々が四方八方に広がり、クルーたちは331kmのステージ全般を通して、ナビゲーションに頭を悩ませることとなった。ステージをフィニッシュすれば、サウジアラビアの首都、リヤドで待ちかねた休息日を迎えることになる。

この休息日に合わせるかのように、首位に浮上したのがアル‐アティヤ。砂地では史上最高のドライバーのひとりとして評されるカタール出身のアル‐アティヤは、チームメイトのセバスチャン・ローブに3分近くの差をつけてトップタイムをマーク。累積順位でも、ヘンク・ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス)をかわしてトップに立った。

「休息日を首位で過ごせることができてハッピー。ここからは、後半のための戦略を立てていく。最後まで僅差の戦いになるだろう。前半はラクではなかったが、トラブルは一切なく凌ぎ切った」とアル‐アティヤは満足を見せる。

この日は首位の座をアル‐アティヤに明け渡したラテガンは、6分差を追いかけて後半戦に臨むことになる。
「砂丘だらけのステージで、自分たちにはトリッキーな一日だった。ずっとナッサーと同じペースで走っていたが、砂丘を越えるラインをいくつかミスしてしまった。再開する時はいい走行順で始められるので、どうなるかな」とラテガン。





総合3番手でこの日を終えたのは、フォード・ラプターのナニ・ロマ。2輪でも4輪でもダカールを制した経験を持つベテランのロマの後ろには、カルロス・サインツ、マティアス・エクストロームとラプター勢が続き、ローブを挟んでミッチ・ガスリーも7番手につけている。
「まさに予想どおりにタフな一日だったが、素晴らしいペースで走れていた。ここまでのリザルトにはハッピー。6本中、2本で勝ったし、優勝に向けていい位置につけている。前半戦の内容には満足しているし、この形で休息日を迎えられてうれしいね」とガスリー。





一方、ステージ1をトップタイムで滑り出していたギヨーム・ド・メビウス(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー3.0I)だったが、砂漠では困難が続いた。
「一週目はベストとは言えない内容になった。スタートはよかったが、4日間はトラブルの連続だった。今日もマシンに別のトラブルが発生し、ストップしなくてはならず30分をロスした。これで休息日に入るので、リセットして二週目を迎えたい」と神妙に語るド・メビウスは、この日だけで4時間以上遅れてのフィニッシュとなり、累積順位は70番手にまで後退している。

ダカールデビューを果たしたディフェンダー・ラリーチームにとっては、波乱の連続の一週間となったが、ディフェンダー・ダカールD7X‑Rはロカス・バチウスカとステファン・ペテランセルがストッククラス1‐2に立って前半戦を終えた。





10日はリヤドで休息日を過ごし、メカニックたちは2500km以上も距離が残る競技後半に向けて車両の整備に取り組む。11日のステージ7は、リヤド〜ワジ・アル・ダワシール間の462kmを走行する。

ダカール2026暫定結果(ステージ6終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー) 24:18:29
2 H.ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス) +6:10
3 N.ロマ(フォード・ラプター) +9:13
4 C.サインツ(フォード・ラプター) +11:49
5 M.エクストローム(フォード・ラプター) +12:11
6 S.ローブ(ダチア・サンドライダー) +17:36
7 M.ガスリー(フォード・ラプター) +21:49
8 M.セラドーリ(センチュリーCR7) +23:29

2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツがストッククラスを戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーはマラソンステージ後半のステージ5、501号車の三浦昂は、156km地点で駆動系トラブルによりストップ。現場での修復が困難だったことからデイリタイアを決め、アシスタンストラックに牽引されてハイルのビバークに向かい、マシンを修復して翌日の再スタートを目指す。503号車のロナルド・バソは、2本のパンクに見舞われたが順調に走行し、クラス4番手タイムでフィニッシュ。合計タイムではバソが3番手、三浦が5番手につけている。

三浦は「無理せず快調に走っていて突然トラブルに見舞われました。残念な気持ちですが、ロナルドたちのサポートはもちろん、今後の開発のためにも走り続ける意味は大きいと思います。ジャン・ミッシェルも自分も体調は問題ありません」と状況を説明した。

日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦する日野チームスガワラは、ステージ全般で10番手につけて走行。先を行く車両が後退したこともあり、クラス8番手のタイムで走り切り、累積順位でもトラッククラス8番手に順位を上げた。

菅原は「前半部分は前日と同じような路面状況で埃も酷くて速度を上げられませんでした。中盤からはハイスピード区間になり、ゴール手前はそれに加えて石がゴロゴロしている場所が何度も出てくる状況でした。今日はパンクもせず、終始安定したペースを保っていたので、終盤にポジションが上がったのは先行車がパンクで遅れたからではないかと思います」と語っている。