米国内でのサッカーと野球の立ち位置が話題となった(C)Getty Images“野球の本場”とされるアメリカのスポーツ界…

米国内でのサッカーと野球の立ち位置が話題となった(C)Getty Images

“野球の本場”とされるアメリカのスポーツ界に、ちょっとした変化が生じている。

 それを物語ったのが、あるデータだ。米スポーツ専門局『FOX Sports』は、同国内の人気スポーツランキングにおいて、サッカーが野球を抜き、3番人気になったと伝えた。

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 これまでの常識を覆すような結果と言えよう。アメリカ国内の「定番スポーツ」と言えば、アメリカンフットボール、バスケットボール、野球、アイスホッケーの4つが絶対軸。1996年にプロスポーツ化がされたサッカーは、ヨーロッパや南米のそれに比べて明らかに遅れを取る形となっていた。

 しかし、時代の変化とともにスポーツを取り巻く情勢も変化。2007年にデビッド・ベッカムが電撃挑戦を果たして以来、世界的な発信を続けてきたMLS(メジャーリーグサッカー)では、近年もリオネル・メッシをはじめ、ソン・フンミン、トーマス・ミュラーら大物選手たちが相次いで参戦。それに伴って同リーグは「YouTube」や「AppleTV」などサブスクリプションを利用した試合中継などをいち早く取り入れ、国内市場における「サッカー」の存在価値を高めてきた。

 そうしたグラウンド内外での進化が今回の結果を生んだのかもしれない。『FOX Sports』のリポートによれば、アメリカ国内人口の36%が関心を寄せるというアメリカンフットボールの人気は断トツ1位であるものの、サッカーは10%で3番手にランクイン。9%の野球を上回ったという。

 同局は、今夏にカナダ、メキシコとの3か国で実現されるFIFAワールドカップの開催をふまえて、こう記している。

「サッカーはアメリカで新たな水準に達した。今では国民の約10%が、長年、『国民的娯楽』とされてきた野球よりも人気だと考えている。この発展は、MLSにおける世界的なスター選手の獲得やインフラおよびユース年代育成への投資増加と相まって、サッカーが北米スポーツ界で大きな勢力となり、国際舞台においても、より重要なリーグとしての地位を確立するのに役立っている」

 日々、日本では大谷翔平(ドジャース)を中心としたメジャーリーガーの情報が飛び交い、お茶の間を賑わせている。そうした中で、野球人気の衰退とサッカーの発展を物語るような今ランキングは驚きと言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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