ヴィッセル神戸は9日、神戸市内のいぶきの森球技場で今季初練習を行った。1年半の育成型期限付き移籍から今季神戸に復帰したM…

ヴィッセル神戸は9日、神戸市内のいぶきの森球技場で今季初練習を行った。

1年半の育成型期限付き移籍から今季神戸に復帰したMF浦十藏(21)は、鋭い動きでボールに関わり、ランニングメニューで意欲的に前に出た。

23年に東福岡高から神戸に加入した浦は、神戸ではルヴァン杯での出場にとどまり、24年夏からJ2愛媛FCへ、25年はJ2カターレ富山に場所を変えてプレー。武者修行を終えて戻ってきた。

J2で通算20試合に出場した浦は、1年半を「数字を残せたわけではなかったけど、確実に個人として成長できたかなと思うし、自信も付いた」と有意義なものだったとし、「ドリブルで仕掛けてクロスまでいくとか、スピードは確実にJ2でも武器になった。そこは自信になった」と振り返った。

元々スピードを武器としてきた浦だが、神戸を離れているうちに、その速さはさらに増した。以前神戸に所属していた際に36・1キロだった最高スピードが、36・9キロにまでアップ。装着したGPS装置による参考値ではあるが、昨季のJ1トップスピード1位がファジアーノ岡山FWウェリック・ポポの35・5キロと比較しても、J1でもトップクラスのスピードであることは間違いない。

ミヒャエル・スキッベ監督の下で出番をうかがう今季は「上下動が多いウイングバックで勝負したい」と力を込める。「もう4年目だし、結果を出さないと終わっていく。自分の良さを発揮していきたいし、そうする中で試合にどんどん絡んでインパクト、数字を残せる選手になっていきたい」。背番号38のスピードスターは、今季こそJ1のピッチを駆け回る。【永田淳】