新打法でWBCも万全だ! ソフトバンク近藤健介外野手(32)が9日、鹿児島・徳之島での自主トレを公開した。150キロ後半…
新打法でWBCも万全だ! ソフトバンク近藤健介外野手(32)が9日、鹿児島・徳之島での自主トレを公開した。
150キロ後半の速球への対応や、崩されてもしっかりバットが出せるように打撃の幅を広げる打撃改良に着手。体への負担も少なくなるメリットもある。昨季は故障に泣かされ75試合しか出場できなかったが、日本代表入りが期待される3月の第6回WBCからシーズン143試合、ポストシーズンとフル稼働でダブルVに貢献する。
◇ ◇ ◇
鹿児島から600キロ離れた徳之島。バットコントロールなら球界トップクラスの近藤が、貪欲にその打撃を進化させようとしている。リーグ3連覇への最大のライバルの日本ハム投手陣をはじめ、パ・リーグには150キロ後半の剛球を投げる投手が多くいる。「より速い球に対して引きつけて打てるように」。振り出しからインパクトまでの時間をより短くすることで、ポイントを近くしても強く打てるという。「見えていても振った時に打てなかったら意味ない。長く見られて、スイングした時も、差されてもしっかり打てるというところが大事」と説明した。
「よりよいものを求めながら強くして」という新打法は、体のひねり、動作、体重移動なども改善され、けがしにくくなるメリットもある。昨季は開幕直後に腰を手術。左かかと、左脇腹も痛め、移籍後最少の75試合しか出場できず、日本シリーズも指名打者と代打でしか出場できなかった。
チームを「壊して作り直す」と宣言している小久保監督も「右翼は近藤」と別格の扱いを明言している。現在体調万全の近藤も「やっぱり143試合」と3年ぶりの全試合出場で期待に応える覚悟だ。
自主トレにはソフトバンクの菊池拓斗スキルコーチ(32)も3度目の参加。実践的な打撃練習をサポートしている。この日は音楽用具のメトロノームを使用。3拍子、4拍子など自分のタイミングではない状態でティー打撃を行った。崩された時も対応できるようにという狙いだった。
3月には第6回WBCもある。「選ばれてもいいようにまずはしっかりとした体で。連覇がかかっているのは日本だけ。(前回)すごい経験をさせてもらったので、またあの景色に立てるように」。前回23年大会では2番打者として大谷と並ぶ最多の9得点、出塁率5割の大活躍で優勝に貢献。メンバー入りが期待される今回も、バットで貢献する意気込みだ。
2月の春季キャンプはS班でじっくり自分で調整できる。ソフトバンクの2年連続日本一、侍ジャパンの2大会連続世界一へ。徳之島で進化した26年型をつくりあげる。【石橋隆雄】
◆ソフトバンク近藤の自主トレ参加メンバー オリックス西川龍馬外野手(31)、石川亮捕手(30)、平沼翔太外野手(28)、ロッテ藤岡裕大内野手(32)、広島大盛穂外野手(29)、オイシックス渡辺諒内野手(30)、ヤクルト武岡龍世内野手(24)。
○…ソフトバンク近藤の徳之島自主トレでは、今回から1クールごとに4人ほど、トレーナーのインターン生を迎え入れている。専属の梅津祐輔トレーナー(39)が「プロ野球の世界でやってみたいという若い人たちに門戸を広げたい」と提案。近藤がSNSで募集すると、200人ほどの応募があった。徳之島までの交通費以外の生活費は近藤が負担する。この日もピラティス、メディカル、S&C(ストレングス&コンディショニング)部門の4人が参加。将来の夢をかなえるためにひと役買っている。