阪神、オリックスで長年活躍し、現在は侍ジャパン投手コーチを務める能見篤史氏(46)が9日、NPB新人選手研修会で講師を務…

阪神、オリックスで長年活躍し、現在は侍ジャパン投手コーチを務める能見篤史氏(46)が9日、NPB新人選手研修会で講師を務め、「先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ」と題して約30分間講演した。能見氏はプロ野球の現実を率直に語り、「野球は職業であり、非常に厳しい世界。全員が活躍できるわけではないという現実は、最初にしっかり受け止めてほしい」と語りかけた。

現役生活の先を見据えた考え方にも言及。「プロ野球生活が終わった後、何をするのかは実は大変。だからこそ、日々の取り組みや積み重ねが大事になる。たとえ野球を離れても、普段の姿勢や努力は必ず誰かが見ているし、次につながる」と強調した。野球人生は人生全体の一部に過ぎないとし、「次のステージへつなげてほしいという思いも込めて、あえて厳しい話をした」と説明した。

質疑応答では阪神の選手から「プロ1年目の心構え」についての質問が寄せられ、能見氏は「まずは自分のペースを崩さないこと。そして何よりケガをしないこと」と助言。「1年目は失敗してもいい。マウンドで自分の持ち味を出し、失敗を次につなげていけばいい」と背中を押した。さらに「長く現役を続けるには野球脳が必要。役割を理解し、状況に順応できる選手が生き残っている」と考える力の重要性を説いた。

将来を期待される新人についても言及。ロッテのドラフト1位石垣元気投手(18=健大高崎)については「ドラフト上位で指名されるだけの秀でたものがある。これからどうレベルアップしていくかが非常に楽しみ」と評価。阪神のドラフト1位立石正広内野手(22=創価大)についても「将来チームの中心を任される選手になるのは間違いない。阪神は育成環境も整っており、背負う立場の中でいいものを出してくれるはず」とエールを送った。

侍ジャパンの投手コーチの立場からも「この中から将来、日の丸を背負う選手が出てくるでしょう。楽しみにしています」と期待を込めた。