タイトリストは2026年の新製品発表を新しいボール「プロV1xレフトダッシュ」からスタートさせた。レフトダッシュは「ー…

プロV1xレフトダッシュ(提供:タイトリスト)

タイトリストは2026年の新製品発表を新しいボール「プロV1xレフトダッシュ」からスタートさせた。レフトダッシュは「ーPro V1x」のサイドスタンプで見分けることができる。同社はプロV1シリーズに3番目のゴルフボールを誕生させるため、4年間の検証期間でプロ、アマチュアのあらゆるレベルのゴルファーに複数のプロトタイプをテストした上で誕生しており、ボール研究開発部門のマイク・マドソン上級副部長は「私たちは単に新しいという理由で、新製品を発表することはありません。それはより優れていなければならず、選手たちから認められていなければなりません」と語る。レフトダッシュについて知っておくべきこと、ボール誕生のあらましは以下の通りである。

レフトダッシュの起源

プロV1xレフトダッシュ(提供:タイトリスト)

最初のプロV1xレフトダッシュはツアーの選手たちがグリーンへのショットやグリーン周りで必要不可欠なコントロールと止める力を維持しつつ、ティショットの飛距離を最大限に伸ばすことを模索し、カスタム・パフォーマンス・オプション(CPO)の一つとして初期プロトタイプのテストから始まった。このボールはパインハーストでの2019年「全米アマチュア選手権」を制覇し、24年に同コースで開催された「全米オープン」でも優勝して成功を収めた。しかし、試作過程の中でオリジナルのプロV1xの性能へあまりに近づいていってしまった。

ツアーリサーチ&バリデーション部門を統括するフォーディー・ピッツ氏は「我々はいくつかのコメントから、もしかしたら方向性が間違っているかもしれないとの兆候に気づき始めました。プロトタイプの打感は素晴らしかったです。速度も飛距離も良かったのですが、ショートアイアンではスピン量が上がりすぎてしまいました。私たちは、この製品を既存のプロV1xに近づけているだけで、レフトダッシュのDNAからは逸脱していると感じるようになっていました」と明かす。

4年のサイクルを経て、PGAツアー、コンフェリーツアー、そして世界中でテストした結果、2026年モデルのプロV1xレフトダッシュは「プロV1xと同じような高弾道でありながら、フルスイングで劇的にスピン量が軽減し、より硬い打感」を兼ね備え、プロV1ファミリー内でより良い立ち位置に収まった。

ダッシュ力アップの新設計

プロV1xレフトダッシュ(提供:タイトリスト)

CPOとテスティングの過程を経て、プロV1xレフトダッシュには、初速と飛距離アップのために弾力性vが高い、新規で高速の急勾配なデュアルコア設計が必要だと判断された。これに伴い、ロングゲームでのスピン量軽減でプロV1xとの差別化を図るべく、厚めでよりフレキシブルな外被層が開発された。ツアーレベルで求められるグリーン周りのスピンを維持するためには、他のプロV1シリーズよりも薄い鋳造ウレタンカバーが採用された。

また新しい空気力学パッケージも搭載。「球状にタイル張りされた348個の4面体ディンプル」を特徴としており、ティショットでの安定した弾道とプレーヤーのニーズに特化したスピンが実現した。

ボール製造マネジメントを統括するフレデリック・ワッデル氏は「我々のたどってきた道筋は、選手が求める最適のものではなかったのです。そこで“なぜ彼らがレフトダッシュを好むか”に焦点を絞りました。それは速度であり、飛距離であり、低スピンで、そこに注力するべく、完全にギアを入れ替え、結果として、より速く、より遠くへ飛びつつ、最適なスピン性能を備えたプロV1xレフトダッシュが生まれました」と述べた。

プロV1シリーズでの立ち位置は?

長年の定番であるプロV1とプロV1xは、タイトリストのシグネチャーシリーズにおいて確固たる地位を築いてきた。プロV1は中弾道でロングゲームのスピン量は低くソフトな打感、プロV1xはより高弾道でスピン量は多くなっている。26年モデルのプロV1xレフトダッシュは、プロV1x同様に高弾道ながら、劇的に低いロングゲームのスピン量とフェースからの打感を硬くすることで差別化を図っている。

プロV1xレフトダッシュ2026年モデルは、1月21日から世界中のゴルフショップで販売される。(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)