スクーバルやコントレラスら18選手が合意できず MLBは8日(日本時間9日)に年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額…

スクーバルやコントレラスら18選手が合意できず

 MLBは8日(日本時間9日)に年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が希望額を提出する期限を迎え、計18選手が合意に至らなかった。2年連続サイ・ヤング賞に輝く最強左腕、タリク・スクーバルは球団側との提示額で1300万ドル(約20億4200万円)もの差が生まれた。

 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者らによると、スクーバル側が提示した希望額は、年俸調停史上最高額となる3200万ドル(約46億円)。これに対し、球団側の提示は1900万ドル(約27億9000万円)にとどまり、その差額は1300万ドル(約20億4200万円)という異例の巨額差となった。昨季年俸1050万ドル(約16億4000万円)からの大幅増は確実視されていたが、米移籍サイト「MLBトレード・ルーマーズ」の算出(1780万ドル)を遥かに上回る選手側の強気な姿勢が鮮明となっている。

 スクーバルに次いで提示額の差に開きがあったのは、ブルワーズのウィリアム・コントレラス捕手。2023、2024年にシルバースラッガー賞に選ばれた大型キャッチャーは990万ドル(約15億5000万円)を要求したが、球団は855万ドル(約13億4000万円)にとどまった。ブルージェイズのエリック・ラウアー投手も575万ドル(約9億円)を求めたが、球団は440万ドル(約6億9000万円)だった。

 他に100万ドル(約1億5000万円)以上の差が生まれたのは2人。2年連続オールスター戦に選ばれたアストロズのアイザック・パラデス内野手は995万ドル(約15億6000万円)を求めるも、球団は875万ドル(約13億7500万円)だった。昨季のオールスター投手、ロイヤルズのクリス・ブービッチも615万ドル(約9億6000万円)に対して515万ドル(約8億円)の差が生まれた。

 一方で“僅差”だった選手も少なくない。エンゼルスの元ドラフト1位左腕、リード・デトマーズは昨季自己最多61試合に登板。年俸調停1年目は292万5000$(約4億6000万円)を提示したが、球団は262万5000ドル(約4億1000万円)の提出にとどまった。

 今回合意に至らなかった18選手は、今後も1月下旬に予定されている公聴会直前まで交渉を継続できる。しかし、妥結しなければ第三者委員会による裁定に委ねられ、どちらか一方の提示額が最終的な年俸として強制的に決定される。最強左腕スクーバルをはじめ、各選手の交渉の行方に大きな注目が集まる。(Full-Count編集部)