『高校野球ドットコム』では多くの中学野球の現場を訪れ、たくさんの球児たちを取材してきた。その中で、数年後の高校野球の主役…

『高校野球ドットコム』では多くの中学野球の現場を訪れ、たくさんの球児たちを取材してきた。その中で、数年後の高校野球の主役になる可能性を秘めた「次代を担う球児」たちにインタビューを敢行。第14回は、愛知尾州ボーイズの早坂 太良選手だ。

 愛知尾州ボーイズは2025年、春のボーイズリーグ日本一に輝き、夏にはジャイアンツカップでベスト8進出。OBの西武・篠原 響投手(福井工大福井出身)がイースタン・リーグで優秀選手賞を獲得するなど飛躍の1年となった。

 そんなチームの主砲を務めた早坂 太良は、169センチ、83キロのガッチリした体格から、強烈な打球を次々と放つ。ピンポン玉のごとく飛んでいく打球を見るだけでも、早坂のパワーがうかがい知れる。

 実際、「バッティングの飛距離なら、チームの中でも1番だと思います」と早坂も自信を持っている。その証拠に「一番飛ばした打球だと、110メートルくらいだと思います」だという。

 高校はおろか、プロ顔負けの打球をはじき返すポテンシャルを秘めている早坂。「タイミングを合わせることが出来るときは飛ばせている」と秘訣を話す一方で、まだまだ課題も多く残っているという。

 「チームの4番を任せてもらっているので、チャンスの場面で凡退をしてしまうのは課題です。ランナーがいる場面で、どうやったら1本出せるか。それをずっと考えて、練習から取り組んでいるところです」

 主砲としての宿命と向き合い続けた早坂。次のステージでもぶつかるであろう課題だが、高校野球で思い描く選手像は明確になっている。

 「体が大きくても、どこでも守れるような守備。そしてバッティングでは、変化球とか、どんな球にも対応できるような選手になりたいです」

 全国制覇を経験するなど、愛知尾州ボーイズで濃密な3年間を過ごした早坂。「1年生の時はコーチの方々が楽しく教えてくださいましたし、2年生以降も楽しみながらもやるべき時にやる」とメリハリを持って取り組めたことに感謝をしていた。

 強豪での教えを胸に高校野球の舞台へ。全国をあっと驚かすような豪快なバッティングを、高校野球でも放ってくれることを期待したい。