2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。 秋田県では…

2026年が幕を開けた。様々なトピックスで熱く盛り上がった高校野球界の昨年を、都道府県別に振り返ってみたい。

 秋田県では、公立強豪校の「カナノウ」こと、金足農が夏の主役を飾った。決勝で延長10回タイブレークの末に、サヨナラスクイズを決め、2年連続8度目の夏甲子園出場を決めた。右腕エース・吉田 大輝投手(3年)は、2戦連続の完投勝利。この夏34回を投げて自責点わずか2、防御率0.53と驚異的な数字をマークした。決勝で敗れた創部2年の鹿角は、9回に驚異の粘りを見せたが、春夏通じて初の甲子園出場は来年以降へ持ち越しとなった。

 吉田はオリックスでプレーする兄、吉田 輝星投手(金足農出身)を超える優勝を目指して、自身2年連続となる聖地のマウンドに臨んだが、県大会の疲労も重なってか、沖縄尚学(沖縄)との初戦は、右太ももの違和感の影響で先発を回避。それでも5回から救援で登板し、自己最速を更新する147キロの直球をマークした。唯一の1失点を許して初戦敗退となったが、その後、優勝したチームを苦しめたことには間違いなかった。吉田は東都一部の名門・亜細亜大に合格し、新たなステージでの活躍を誓っている。

 春季大会は能代松陽が決勝で明桜を破って、12年ぶり2回目の優勝。秋季大会は決勝で明桜が金足農を破って、17年ぶり10回目の優勝を果たした。内村 大晴投手(2年)は2回に許したわずか1安打の9奪三振完封の快投で、今年の好投手の1人として県内で存在感を示す。