前ロッテの沢村拓一投手(37)が、現役を引退することが8日、分かった。巨人、ロッテ、大リーグのレッドソックスでプレーし、…

前ロッテの沢村拓一投手(37)が、現役を引退することが8日、分かった。巨人、ロッテ、大リーグのレッドソックスでプレーし、日米通算549試合に登板。新人王、最多セーブを獲得するなど、球界を代表する「剛腕」として、球史に名を刻んだ。記録にも記憶にも残る15年間のプロ野球生活に別れを告げ、次なるステージへと踏み出す。

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家族に引退を伝えた日から、2日後の1月2日、沢村は都内のジムで年始のトレーニングをスタートさせた。その3日後の5日、沢村は「ウオーミングアップです」と言って、220キロの重りをつけたバーベルを持ち上げた。懐メロをBGMに黙々と記者の前で汗を流す様子は、引退する男の姿ではなかった。

沢村 もう、これは習慣ですね。プロ野球選手として、野球を仕事にした時から、「野球が楽しいか?」って聞かれたら、そういう感情は正直なくなりましたけど、トレーニング、試合に向けての準備や過程は楽しいです。

この日の前夜も午後8時半には就寝し、午前5時に起床。都内の施設で同8時から練習し、ウエートトレ、ダッシュ、ネットスローなどで汗を流した。「トレーニングは続けますよ。習慣なんで。引退した後に150キロ投げたら面白くないですか」。日々のトレーニングを習慣と言えるまでの努力の積み重ねが、剛腕を作り上げた。【久保賢吾】