<プレミアリーグ:マンチェスターC1-1ブライトン>◇7日◇第21節◇エティハド・スタジアムブライトンの日本代表MF三笘…

<プレミアリーグ:マンチェスターC1-1ブライトン>◇7日◇第21節◇エティハド・スタジアム

ブライトンの日本代表MF三笘薫(28)が復調を告げる号砲を鳴らした。敵地で強豪マンチェスター・シティー相手に右足でスーパーミドル弾。正確にゴール右隅を打ち抜いた。昨年9月以来、116日ぶりの今季2ゴール目で1-1の引き分けに持ち込んだ。森保一監督(57)も喜ぶ26年初ゴールで、半年後に迫るW杯北中米大会に向けて弾みをつけた。

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日本中が待ちに待った得点だった。0-1の後半15分、三笘は左サイドでボールを受けるとスルスルとカットインして相手をかわし、カバーに来たDFの股下を抜いてゴール右に沈めた。普段クールな男がガッツポーズで感情をあらわに。地元メディアの取材に「勝ちたかったけど悪くない。今シーズン2点目でもっとゴールを決めたい」と語った。

苦しみに苦しんだ。昨年9月13日に今季初ゴールを奪ったが、同月末の試合で左足首を負傷。約3カ月の長期離脱を強いられた。12月の戦線復帰後に体調不良で再びメンバー外となり、前節でようやく先発に帰還。116日ぶりの得点に「100%の状態とは言い難い。もっと体調を整える必要がある」とさらなる向上を誓った。

復調を示す同点弾となった。代名詞のドリブルに加え、ペナルティーエリア外から足を振って仕留めた一撃は、足首の状態が上向きであることの証。相手が世界最高峰の同リーグで4連覇、3冠獲得など屈指の強豪マンチェスターCだったこともあり「MITOMA」の存在を世界にアピールすることに成功した。

日本代表にとっても大きな1点だ。その突破力は1つの戦術とも言えるほどの武器で、三笘の出場可否はチームに大きな影響を与える。ブラジルに歴史的勝利を収めた昨年10月シリーズ、2連勝した11月シリーズは負傷のため不在。さらにMF南野が昨年12月に左膝前十字靱帯(じんたい)断裂で長期離脱となった。強豪イングランドと対戦する次の3月シリーズはW杯メンバー発表前、最後のテストマッチで、三笘の存在がクローズアップされる流れ。今後はさらにコンディションが上がることが濃厚。左サイドの1番手に名乗りを上げるゴラッソで、W杯イヤーの爆発を予感させた。

【三笘の今季苦闘】

◆25年9月13日 敵地ボーンマス戦で今季初ゴール。日本人プレミア初の4季連続ゴールとなった。

◆同27日 チェルシー戦で左足首を負傷。

◆同10月2日 日本代表活動未招集。

◆同11月6日 日本代表活動未招集。

◆同27日 ヒュルツェラー監督が「カオル(三笘)は復帰に近づいている。クリスマス前にプレーが見られると確信している」。

◆同12月14日 リバプール戦で後半19分から途中出場して10試合ぶりに戦線復帰。

◆同27日 アーセナル戦で体調不良でメンバー外。

◆同30日 ウエストハム戦で復帰して、後半13分から途中出場。

◆26年1月3日 バーンリー戦で約3カ月ぶりに先発復帰を果たした。