FA市場の目玉を3球団が争奪戦か メジャーリーグのFA市場が、1人の男の動向を巡って目が離せない。カブスをFAとなったカ…

FA市場の目玉を3球団が争奪戦か

 メジャーリーグのFA市場が、1人の男の動向を巡って目が離せない。カブスをFAとなったカイル・タッカー外野手の争奪戦で、ブルージェイズとメッツが激しい火花を散らす中、現地メディアが警鐘を鳴らすのが、やはりドジャースの存在だ。今のところ一歩引いた立ち位置との見方はあるが、これまで大物選手を強奪してきた実績から「不気味な存在」として注目を集めている。

 争奪戦の最前線にいるのは、昨年のワールドシリーズで惜敗したブルージェイズ、チーム再建を目指すメッツ、そして3連覇を狙うドジャースの3球団だ。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者によると、タッカーの市場価値は当初、12年総額4億6000万ドル(約721億円)という天文学的な数字になると予測されていた。しかし、直近2シーズンは負傷離脱があった影響で、その行方は読めなくなってきた。

 各球団の思惑は交錯している。同メディアによれば、ブルージェイズは長期契約を提示して主軸に据える構えだが、メッツは「より短い契約期間(おそらく4年未満)で、単年あたりの年俸を高く設定した条件」で揺さぶりをかけているとみられている。

 ここで浮上するのがドジャースだ。サモン記者は「これまで大物選手をさっと横からさらうように契約をまとめてきた実績を考えれば、争奪戦の有力候補として不気味に浮上してくる存在だ」と予想。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「もしタッカーが望むような長期契約を得られなかった場合、ドジャースが高額な短期契約を提示する用意を整えて待ち構えている」と指摘している。

 果たして、700億円超えの超大型契約が実現するのか、あるいはドジャースが再び“強奪”を見せるのか。水面下で進む交渉は一気に加速する可能性があり、その決着に注目が集まっている。(Full-Count編集部)