<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):都城工2-1静清>◇8日◇第4日◇男子3回戦◇東京体育館県勢2校が大会4日…

<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):都城工2-1静清>◇8日◇第4日◇男子3回戦◇東京体育館

県勢2校が大会4日目で終戦を迎えた。13年連続18度目出場の女子・富士見は3回戦で米沢中央(山形)を2-0で下すも、続く準々決勝で東九州龍谷(大分)に0-2で敗戦。悲願の日本一はかなわなかった。7年ぶり4度目出場の男子・静清は、3回戦で都城工(宮崎)にフルセットの末に1-2で惜敗。4強進出校が立つ、目標のセンターコートには届かなかった。

   ◇   ◇   ◇

静清の進撃が止まった。セットカウント1-1で迎えた最終第3セット。21-24と追い込まれると、U-19日本代表のエース鈴木夢優(3年)が放った渾身(こんしん)のスパイクがブロックされた。コート上に崩れ落ちる選手たち。高橋涼監督(25)は「選手たちは1戦1戦、本当に成長したと思う。勝たせてあげられなかった悔しさが大きい」と言葉を振り絞った。

目標だったセンターコートに立つことはできなかったが、OP水野叶愛主将(3年)に涙はなかった。大会前の昨年12月上旬に右肘を脱臼。全治2カ月の診断を受けた。それでも患部をテーピングで固め、痛み止めも服用して強行出場。チームのために声を張り上げ、必死に腕も振った。

3年冬にたどり着いた最初で最後の「春高」。仲間と一緒に2勝を挙げ、同校の過去最高成績となる3回戦進出を果たした。「一番緊張して、一番楽しくて、一番悔しくて。本当に特別な大会だった」。顔を上げ、ひのき舞台を後にした。