19、23年ラグビーW杯日本代表で今季限りの現役引退を表明したSH流大(33=東京サントリーサンゴリアス)が8日、後輩た…

19、23年ラグビーW杯日本代表で今季限りの現役引退を表明したSH流大(33=東京サントリーサンゴリアス)が8日、後輩たちへ愛のあるエールを送った。

東京・府中市内の練習場で、所属の公開練習後に記者会見に出席。プレー面では成長している実感がありながらも「自分の人生は自分で前に進めていきたい。今が僕の中でベストなタイミング」と決断した。さらには「僕がチームで発言すると影響力が大きいと思っていて、それによって周りが、それを正解にしてしまう空気感が続いている。自分から『リーダーを外してください』と言ったこともあります。サンゴリアスはこれからも続いて、強くあり続けないといけない。本気でこのチームを強くしたい、引っ張っていきたい思いがある選手がいるとは思うけど、実際にリーダーシップをとる機会をつくっていきたいと思ったのも理由の1つです」と明かした。

日本代表のSHにも、ストレートな思いをぶつけた。自身が代表引退した23年W杯フランス大会後はかつて東京SGに所属した斎藤直人(トゥールーズ)、藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、現在の同僚である福田健太(東京SG)のプレー機会が多い。

「嫌われることも必要というか、恐れない選手が出てこないとダメだと思います。チームに対して必要なことを言ったり、言いにくいことも言わないといけない。そうしないとチームは強くならない。孤独になることはあるけど、それがスクラムハーフの責任。フミさん(田中史朗氏)なんかは結構嫌われていたんで…」

ユーモアたっぷりに笑わせると、真意を続けた。

「いい意味で、ですよ。だから尊敬していますし、チームが勝つためだったら、とんでもないことを言ったりもしていたので。言い方は考えてほしいけど(笑い)、チームに必要なこと、スタンダードは、日本代表でもサントリーでも変えることなく、周りがどう思おうが、チームが強くなるために必要であれば、そういう存在になると決めていました。今の日本代表がどうなのかは分かりませんが、やっているかもしれないけれど、チームが強くなるためなら、エディー(・ジョーンズ)さんとのけんかも恐れないような選手が、出てきてもいいんじゃないかなと思います」

自身は6月まで続くリーグワンで、最後のシーズンを送る。プレーとリーダーシップで、変わらぬ存在価値を示していく。【松本航】