<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):雄物川2-1東洋>◇8日◇第4日◇男子準々決勝◇東京体育館男子の雄物川(秋…
<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):雄物川2-1東洋>◇8日◇第4日◇男子準々決勝◇東京体育館
男子の雄物川(秋田)が4年ぶりに4強入りを果たした。ダブルヘッダーとなったこの日は、3回戦で高校総体準Vの市尼崎(兵庫)にストレート勝ち。続く準々決勝では東洋(東京第2代表)を2-1で退けた。Wエース北田聖人、佐々木悠成(ともに3年)を中心に、安定した攻撃を展開した。女子の米沢中央(山形)は3回戦で富士見(静岡)に0-2で敗れた。
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東洋との激闘を制し、雄物川の選手らは喜びを大爆発させ、一斉にコートに滑り込んだ。昨年10月に就任した赤川育也監督(23)も大きなガッツポーズ。その後、選手時代、ともにプレーした本間海翔コーチ(22)と強く抱き合った。「選手たちの強い気持ちがこういう結果につながったと思います」とうなずいた。
第1セット(S)を先取し主導権を握るも、第2Sからは徐々に相手のペースにのみ込まれていった。開催地代表との一戦は、ブラスバンドも駆けつけた大応援団に包まれアウェー状態。ここまで雄物川は、ダブルエースを中心に圧倒的な攻撃を展開してきた。それでも「打ち負けていた感じがしました」と指揮官が話すほど、相手の強度は右肩上がりだった。フルセットに持ち込まれ、迎えた第3S。序盤はリードを許すも、何とか食らいた。「本当に粘り強く戦ってくれました」。大会期間中、唯一のダブルヘッダーを制した。
同校OB赤川監督の選手時代、最後の春高は初戦敗退だった。当時は新型コロナウイルスの影響もあり、全国大会は同大会のみ。「センターコートへの思いは特に強かったです」と話すほど、憧れ続けた舞台だった。そして、選手時代にかなえられなかった夢を、教え子がかなえた。「センターコートに立てるなんて思ってもいませんでした」。静かに口にした。
準決勝の相手は東山(京都)。「エースの北田と佐々木がブロックを使えるかと、決め続けられるかだと思うので、いい形で2人を勝負させたいです」。教え子、そしてかつてのチームメートとともに、センターコートで真っ向勝負する。【木村有優】