清水エスパルスFW千葉寛汰(22)が「出世番号」で勝負のシーズンに臨む。プロ5年目の今季は昨季の背番号「15」から「23…

清水エスパルスFW千葉寛汰(22)が「出世番号」で勝負のシーズンに臨む。

プロ5年目の今季は昨季の背番号「15」から「23」に変更した。清水では元日本代表の岡崎慎司氏(39)や昨季まで主将を務めたFW北川航也(29)、MF鈴木唯人(24=フライブルク)らがつけて飛躍した特別な背番号。偉大な先輩の背中を追う下部組織出身の生え抜きは、目に見える結果でチームを引っ張る。

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千葉が背番号「23」の系譜を継ぐ。8日は静岡市内での練習に参加。パス回しやゲーム形式のメニューを全てこなすと、引き締まった表情で今季にかける思いを口にした。「このクラブで育っているので、(23番をつける)意味は分かっている。覚悟を持ってつけたい」。

過去に23番をつけてプレーした岡崎氏や北川、鈴木の3人は日本代表でもプレーし、欧州クラブに移籍。クラブからの打診は昨年末で、きっかけは25年シーズンまで23番をつけていた昨季主将からの推薦だった。千葉と同じユース出身の北川は「(23番は)次の世代に渡すべきだと思った」。自身が今季から49番への変更を申し入れたタイミングで後輩に思いを託した。千葉は「1日だけ考えて決めさせてもらった」。尊敬する先輩からの期待にも感謝し、覚悟を決めた。

今年でプロ5年目。過去の4年間は定位置をつかめず、期限付き移籍で武者修行した。今季は「チームを引っ張っていく存在になりたい」。今オフは1週間程度体を休めただけで、その後は自主トレを実施。「いい準備をして迎えられている」と、始動初日から順調だ。

チームは今季から指揮を執る吉田孝行新監督(48)のもとでさらなる高みを目指している。今月15日からの鹿児島キャンプでは戦術的なメニューも本格化し、約1カ月後に迫った「百年構想リーグ」の開幕に向けたポジション争いも激しくなる。千葉は「しっかりアピールしなければいけない。今年は試合に出続けて、結果を出し続けられるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】