ガンバ大阪は8日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。前日の始動から2日目となったこの日は、2グループに分かれてト…

ガンバ大阪は8日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

前日の始動から2日目となったこの日は、2グループに分かれてトレーニングを実施。どちらも同じメニューで、室内でのウエートトレーニングの後に、グラウンドで20メートルのシャトルランを繰り返して持久力と回復力を測定するYo-Yoテスト、攻守の切り替えを意識したポゼッションメニュー、ペナルティーエリア2個分のエリアでのゲームが行われた。

ハードなメニューが続く中で、今季新たに就任したドイツ人のイェンス・ヴィッシング監督(38)からは「良い距離感を」、「ゴールを決める意識を」、「とにかく勝つことを考えて」と声が飛んだ。中でも印象的だったのは「休まない!」、「ネクストワン、ネクストワン」と選手に継続した動きと、前への配球を求めていた場面。具体的な戦術に関する説明はまだ選手にされていないが、恩師である名将ロジャー・シュミット監督が作ってきたハイプレスからのショートカウンターがG大阪でもベースになることをうかがわせた。

新指揮官の練習を2日間経験したFW宇佐美貴史(33)は「丁寧に、僕らへのリスペクトを失わないように話してくれる感じがする。前へのベクトルを強めたいというのは、いろんなセッションから明確にわかる。押し進める方向に自分たちもかじを切って付いていきたい」。MF安部柊斗(28)「選手のモチベーションを上げるのがうまい感じがある。指示の声も強めに出るので熱がこもっていて良いなと思っている」と印象を語った。

新体制で戦うG大阪が目指すのは、15年度の天皇杯以来のタイトル獲得だ。安部は「(百年構想リーグで)優勝を狙うのはもちろんだし、自分たちにはACL2(アジア・チャンピオンズリーグ2)があるので、そこで優勝したい」。宇佐美は「ガンバでもう1個タイトルを取りたい思いはもちろんある。それを現実にするために、その思いを強く持ってやっていきたい」と力を込める。今季こそ悲願の10冠達成へ、昨季までとは違うスタイルでG大阪が動き出した。【永田淳】