高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…

高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。

 昨年の秋季関東大会で4強入りした専大松戸(千葉)の4番に座るのは、吉岡 伸太朗捕手(2年)。千葉県大会で4割を超える打率をマークし、関東大会では3試合6打数4安打と打率は6割を超えた。捕手としても、4番としてもチームを引っ張る貴重な存在だ。

 関東大会では3試合で12打席中、4安打を放って、3四球でも出塁。そのほか、犠飛2本に犠打1本。単純に凡打に終わったのは2打席だけと、4番としての役割を十分に果たした。さらに驚くべきことに、この秋の千葉県大会、関東大会の8試合で三振がゼロ。相手投手からすれば打ち取ることに苦労する打者ということになる。

 横浜(神奈川)との関東大会準々決勝で、3打数2安打と大活躍し、センバツ出場当確に大きく貢献した。6回には横浜が誇る最速154キロ右腕・織田 翔希投手(2年)から右中間への二塁打を放った。真ん中高めのやや甘い球だったとはいえ、148キロの直球をはじき返した長打で、勝利を決定づけるダメ押しの4点目を演出した。山梨学院(山梨)との準決勝でも内角高めを詰まりながら逆方向への左前安打にするなど、非凡なパワーも披露した。

 春の関東大会でも、横浜に勝利したが、その時もスタメンマスクをかぶっていた。接戦でも守り勝てるチームの柱として、投手陣、守備陣をリードした。持丸監督も捕手としての送球の正確さを高く評価。中学時代は捕手で、高校入学後は前のチームでは三塁手だったが、「本職」に戻った形となる。

 指揮官も全幅の信頼を置く打てる捕手。180センチ、90キロと恵まれた体格の背番号2が、センバツでさらなる素質を開花させることを期待する。