社会人野球ジェイプロジェクトは7日、愛知・半田市で前巨人コーチの二岡智宏新監督(49)の下での初練習を行った。16年に指…
社会人野球ジェイプロジェクトは7日、愛知・半田市で前巨人コーチの二岡智宏新監督(49)の下での初練習を行った。
16年に指導者転身後初のアマ球界でのキャリアをスタート。二岡監督は「選手に合った指導をしたい。(組織として)目標も志も高くやりたい」と意気込んだ。
昨年の都市対抗大会で優勝した王子、日本選手権覇者のヤマハなど強豪ぞろいの東海地区に身を置く同社は、2009年に創部。12、20年の都市対抗出場を最後に全国から遠ざかり、全国での白星はない。
25年秋の日本選手権地区予選で本大会初出場にあと1勝に迫るも、敗退。都市対抗準優勝直後の三菱自動車岡崎と最後の1枠をかけ、出場権を争う熱戦を繰り広げた。
「『ジェイプロといえば大変だよね』って印象が、今後強い企業に何度も勝つことでいずれ(当たり前に)勝てるチームになりたい」。昨秋レギュラーの木内健二内野手(26=上武大)も今を変革の時とみる。
自社グラウンドを持たない同社。正午に練習を終えると名古屋市内に戻り、各選手は飲食業や介護業に従事する。
夜勤を伴う介護施設で働く木内の練習は2日に1回の環境下にあるが、社業と競技を両立。レギュラーを勝ち取った。「二岡監督と一緒に、東京ドーム(都市対抗)で勝利することを目標にしたい」。
「今から、なんとかチームを勝たせてあげたい思いが強い」と二岡監督。巨人2軍監督時代の23年にイースタン・リーグを制し、1軍のコーチとして、24年にはリーグ優勝。現役時代には日本一も経験。NPBで人生の半分近くを過ごし、勝利を追求してきた。
練習時間や環境面など制約の多い状況だが、同監督は「強いチームが勝つとは思っていない」と断言。「『勝った方が強い』と思っていますから」。内なる情熱と頼もしさをにじませ、挑戦が始まる。【中島麗】