花園での悲願の初優勝には、惜しくも届かなかった。大阪・花園ラグビー場で7日にあった全国高校ラグビーの決勝。京都成章は、…

 花園での悲願の初優勝には、惜しくも届かなかった。大阪・花園ラグビー場で7日にあった全国高校ラグビーの決勝。京都成章は、3連覇を狙う桐蔭学園(神奈川第1)に15―36で敗れた。磨き抜いた「ピラニアタックル」をはじめとする懸命のプレーを見せた選手たちに、観客席から拍手がおくられた。

 決勝の舞台に進んだのは、準優勝だった第100回大会以来、5大会ぶり2回目。京都成章は、開始後しばらくは押し込まれる場面が目立ったものの、前半14分、WTB篠颯太郎選手(3年)がトライを決めて先制。その後、相手にトライを奪われたが、粘り強く守って、5―5の同点で折り返した。

 後半は、序盤にトライなどを許して苦しい展開に。それでも16分には、ラックから鮮やかにボールをつないで展開し、篠選手がこの日、二つ目のトライを決めた。

 さらに26分、ゴールライン直前からラックで押し込み、最後はFW米本啓太朗選手(3年)がトライを奪って、意地を見せた。

 ゲームキャプテンを務めたFW土肥祐斗選手(3年)は「スクラムで負けずに、3トライを奪うことができた。ただ、相手は後半も、低くて強いプレー、圧力をかけるプレーができていて、後手に回ってしまった。一枚上手だった」と振り返った。そのうえで「応援席からの大きな声援が力になった。下を向きそうなときでも前を向けた。後輩には、日本一になってほしい」と語った。

 関崎大輔監督は「選手たちは準備していたことを出し切って、60分、楽しんでくれた。(身体が)ちっちゃくても、こんなにおもろいラグビーができる、ということを示し、見ている僕らも楽しませてくれた。すばらしいゲームでした」とねぎらった。(八百板一平)

■京都成章の今大会の戦績

2回戦  46―10倉敷(岡山)

3回戦  25―0高鍋(宮崎)

準々決勝 23―12御所実(奈良)

準決勝  38―19東福岡(福岡第1)

決勝   15―36桐蔭学園(神奈川第1)(八百板一平)