22年の牝馬三冠を皆勤し、今も現役を続けているのがライラックだ。そんなオルフェーヴル産駒の個性派が重賞初制覇を果たし…
22年の牝馬三冠を皆勤し、今も現役を続けているのがライラックだ。そんなオルフェーヴル産駒の個性派が重賞初制覇を果たした同年のフェアリーSを振り返る。
ライラックは父オルフェーヴル、母ヴィーヴァブーケ、母の父キングカメハメハの血統。浦河・杵臼牧場の生産で、19年の札幌2歳Sを制したブラックホールの半妹という血統馬だった。2歳秋のデビュー戦では、後に重賞ウイナーとなるエピファニーを下して快勝。続く京都2歳Sでは8着に崩れたものの、牝馬同士のフェアリーSで再び重賞に挑んだ。
大混戦模様の中、ライラックは単勝7.1倍の5番人気に支持された。スタートひと息に加え、行き脚もつかずに後方から。それでも中山マイルを得意とするM.デムーロ騎手は冷静だった。勝負所で大外を回しながらジワッと押し上げると、直線に向いても脚色は衰えない。先行勢を捕らえ、最後は内を突いたスターズオンアースとの競り合いとなったが、僅かにクビ差凌いでゴール。後の二冠牝馬を倒して初タイトルを掴みとったのだった。
その後は勝利から遠ざかっているライラックだが、エリザベス女王杯に4年連続で参戦し、22年に2着、25年に3着となるなど、一線級で活躍を続けている。次走は日経新春杯を予定とのこと。そこで4年ぶりに凱歌が上がることを期待したい。