甲斐は今季が移籍2シーズン目となる(C)産経新聞社 V奪回を狙う阿部巨人では扇の要となる捕手起用も注目を集めそうだ。 昨…

甲斐は今季が移籍2シーズン目となる(C)産経新聞社

 V奪回を狙う阿部巨人では扇の要となる捕手起用も注目を集めそうだ。

 昨季はFA加入1年目となった甲斐拓也が開幕スタメンでマスクを被り、打撃も好調だったが、8月23日のDeNA戦(東京ドーム)の本塁クロスプレーで右手中指を骨折、そのままシーズン最後まで離脱となった。68試合の出場で打率.260、4本塁打、20打点の成績だった。

【動画】「金本知憲のおかげで…」西山秀二が盟友金本との逸話を語る!なぜ名捕手が減ったのか?

 そして甲斐が離脱後、存在感を強く示したのが岸田行倫だった。打率.293、8本塁打、39打点とキャリアハイの成績を残し「打てる捕手」として、アピール。盗塁阻止率4割1分9厘はリーグ2位と攻守でチームを引っ張った。

 阿部慎之助監督も新主将に指名するなど、さらにチームをけん引する立場が期待される中、2026年度シーズンの正捕手起用はどうなっていくのか。球界内からも考察の声が上がっている。 

 現役時代は日本ハム、阪神で活躍、引退後も阪神、中日のヘッドコーチを歴任した片岡篤史氏が1月6日に自身のYouTubeチャンネルに「『金本知憲のおかげで…』西山秀二が盟友金本との逸話を語る!なぜ名捕手が減ったのか?」と題した動画を更新。現役時代は広島、巨人で活躍、引退後は巨人、中日でバッテリーコーチを務めた西山秀二氏をゲストに招き、現在のNPBの捕手たちについて語り合った。

 近年は過去のヤクルト時代の古田敦也氏のような突出したパフォーマンスを示す捕手が少なくなったとしながら、動画の中では巨人の正捕手争いに関してもクローズアップ。 

 元々、2024年シーズンは大城卓三、岸田行倫、小林誠司と3捕手でチームを盛り立てていたが、そこにFA加入で甲斐が加わった。開幕から打撃も好調だったことで、甲斐がスタメンマスクを被る機会が増えたとした。

 しかしケガで離脱。その後は「岸田が活躍した。岸田に(正捕手が)なる。結果出してるキャッチャーは変える必要ないよ」と西山氏。

 そして迎える2026年度、片岡氏は西山氏に仮に巨人の指揮官だとしたら捕手に関して、どのような起用法になるかと尋ねた。すると西山氏はオープン戦で甲斐と岸田を交互に出しながら、「成績の良かったほうをスタメンで使う」とした。

 さらにチームには打撃の良さに定評のある大城、小林もいる。大城に関しては打撃も良いことで、岡本和真が抜けることもあり、一塁起用が順当としながら小林は「いざというときの、本当にスーパー控え」と表現した。

 そして再び、岸田、甲斐のポジション争いに話題が及ぶと「岸田が後半からああなったら、甲斐が怪我治ったら即出れるかといったら、もう(岸田が)遜色ない活躍してるから」と阿部監督も難しい判断を迫られるとした。

 「今年またヨーイドンで、スタートでどうするかといったら甲斐も実績ある」として、「2人でしょうがないから競争しなさい 結果出したほうをスタメンで使うからって」と西山氏は、指揮官が最初に説明した上で競わせる方法を勧めた。

 そのやり方であれば「2人とも納得すると思うよ」として、その上で「あかんかったらすぐ外すよ(と伝える)、それでいいと思う」とあくまで競争を続けさせることで、モチベーションを落とすことなく、チーム力の底上げに繋がっていくと見る。
 
 阿部慎之助監督にとっても就任3年目と今季は勝負を賭ける年となる。果たして大事な扇の要を誰に託すのか。春季キャンプから始まるし烈な正捕手争いに再び、熱い注目が集まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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