◆第42回フェアリーS・G3(1月11日、中山競馬場・芝1600メートル)=1月7日、美浦トレセン 待ち望んでいた舞台へ…
◆第42回フェアリーS・G3(1月11日、中山競馬場・芝1600メートル)=1月7日、美浦トレセン
待ち望んでいた舞台へ胸を膨らませる。昨年3月にJRA沖縄出身騎手として初めてデビューした上里直汰騎手(18)=美浦・加藤士厩舎=が、フェアリーSで重賞初騎乗となる。現時点で17分の13の抽選対象だが「何とか突破したい。乗れたらいい経験になると思うし、いい馬を任せてもらえてうれしい」と祈るポーズで参戦を願った。
パートナーは2戦目の前走で初勝利に導いたハーディジェナー(牝3歳、美浦・西田雄一郎厩舎、父シルバーステート)。デビューから3戦連続のコンビとなるが「乗りやすいですね。2戦目は手の内に入って人の指示をしっかりと聞いてくれた」と鞍上は全幅の信頼。初戦で4着に敗れた経験を生かし、中団の内ラチ沿いで人馬息ぴったりに脚をため、きっちりを勝利をたぐり寄せた。
昨年6月の函館では2頭が絡む落馬事故で大けがをし、2か月ほど戦線を離脱した。上里は「いろんな人に迷惑をかけたし、今年はけがをしないように安全に騎乗して、1つでも多く勝てるようにしたい」。年末年始はおおみそかに帰省し、約22時間後に帰路へと就く弾丸ツアーを敢行した。戻った真冬の美浦は「沖縄の人には寒すぎます」と苦笑する18歳の心は、熱く燃えている。
◆上里 直汰(うえざと・なおた)2007年3月1日、沖縄県生まれ。美浦・加藤士津八厩舎所属の18歳。2年目。25年3月1日にデビューし、4月5日にスペイドアンで初勝利。JRA通算10勝。同期には遠藤、谷原、田山、舟山、森田、和田陽。