西武のドラフト1位、小島大河捕手(22=明大)が7日、埼玉・所沢の若獅子寮に入寮した。この世界を目指してきた。大学の先輩…

西武のドラフト1位、小島大河捕手(22=明大)が7日、埼玉・所沢の若獅子寮に入寮した。

この世界を目指してきた。大学の先輩たちも続々プロ入りしていった。小島ももちろん、入寮時に「何か」を持ってくるお約束は知っている。

快眠できるマットレスを抱えてきた。でも報道陣に披露したのはマットレスじゃない。応援グッズが入りそうなサイズの謎のライオンズ紙袋も持っていたが、それでもない。

いろいろとにおわせた小島は「これです」と右ポケットから取り出した。

「寝る前につけるとブルーライトカットになって、睡眠の質が上がるらしいので使ってみたいなと思います」

明大野球部では、卒業する4年生部員に同ポジションの後輩たちが贈りものをするといった伝統があるという。1年前、先輩には洋服をプレゼントし、今回は後輩捕手陣からウン万円の代物をプレゼントされた。「目は大事にしたいのでありがたいです」。

「どうですか? 似合いますか?」

普段の口数は決して多くないという小島が、囲む報道陣のあちこちに視線を送りながら、オレンジ色のメガネを目にあてる。

プロ野球選手として、野球だけでなくファンなど周囲の反応を気にすることも大事-。そういった客観視の豊かさを感じる、堂々たる振る舞い。

「ありがとうございました」と報道陣に頭を下げ、メガネをポケットに収め、新居へ向かっていった。マットレスや謎の紙袋とともに。【金子真仁】