プロ野球新人選手の入寮時の「何を持ってきましたか?」は年々ネタ要素も深まり、目立つには相当なハードルとなっている。7日、…

プロ野球新人選手の入寮時の「何を持ってきましたか?」は年々ネタ要素も深まり、目立つには相当なハードルとなっている。

7日、西武ドラフト6位の川田悠慎外野手(23=四国銀行)が、新境地を切り開いてきた。

スーツのポケットからスマホを取り出した。何やら操作する。

「四国銀行の監督のLINE(ライン)スタンプです」

これは斬新。報道陣からも少し声が上がる。

「去年の日本選手権が決まった時にチーム全員で作ろうとなりました。日頃から監督への感謝を忘れないようにと。日常生活で(スタンプは)一番使えるし、監督もうれしいと思ったので」

監督の口癖が使われ、例えばこんなスタンプだ。

「四国の野球は変わり始めている」

「ほんとほんと」

「俺の直感」

「なんなん?」

監督が夜にほろ酔い気分になったと推測される日には、酔った表情の「明日はオフ」も。

野球部員で写真など素材を集め、検討や吟味を重ねた上でつくりあげた。一般公開はされていないが、価格は50コインで「(担当の)上本スカウトも購入してくれました」とのこと。

50メートル走5秒7の快足で、自らの道を切り開く。1軍での打席登場曲は四国銀行の社歌にする予定。懐かしい古巣の仲間や恩師とも、これからもスタンプ活用で交流していく。

なお、グループ内でよく使われるのは「監督の真顔」スタンプだそう。

「話が終わるタイミングとかで既読無視になるのが失礼かなと思った時に『終わりです』の意味で」

さすが名門企業の野球チーム。人付き合いの機微を知り尽くす。【金子真仁】