J1清水エスパルスは7日、静岡市内で新体制発表会見を行った。吉田孝行監督は「この歴史あるクラブで指揮を執れることを大変…

 J1清水エスパルスは7日、静岡市内で新体制発表会見を行った。吉田孝行監督は「この歴史あるクラブで指揮を執れることを大変うれしく思います」と喜びを語るとともに「このクラブを戦う集団にするために来ました」と力を込めた。昨季まで指揮を執ったJ1神戸でリーグ2連覇を達成しており、手腕に期待が集まる。

 チームは1月5日に始動している。吉田監督は“常勝軍団”を築くためには意識改革が不可欠だと強調。「一人一人の意識改革が必要です。練習のための練習ではなく、試合のためのトレーニングを日々積み重ねていくことが大事。また試合では一戦一戦、チームがどれだけ100%の力を出せるかが重要になります。そのためには相手をしっかり分析し、選手たちが迷いなくピッチに立てるよう送り出さなければなりません」と改革の重要性を説いた。

 自身のサッカースタイルについては「相手の弱点を徹底的に突き、自分たちの長所を生かすスタイルです。積み重ねることで強いチームをつくっていきたい」と強調。サポーターへも「皆さんの熱い声援が必要です。エスパルスファミリー、みんなの力で強いチームをつくっていきたい」と呼びかけた。

 子どもの頃から「日本のサッカーといえば『清水』という印象が強かった」と振り返った指揮官。自身のJリーグデビュー戦は1995年4月8日の清水戦だった。横浜フリューゲルスの高卒ルーキーとして出場し、3―2の勝利に貢献していた。「あの時もガチガチに緊張していましたが、今日もガチガチに緊張しています」と、はにかんだ。

 今季はスタッフを8人入れ替えた。うち6人が神戸時代、共に戦った信頼の厚いスタッフで構成されている。百年構想リーグ開幕までは、あと1か月に迫る。秋春制への移行期間については「自分のやりたいサッカーを浸透させる期間ではあると思います。ただそれを言い訳にして、負けるということはしたくない、勝つ集団になるために、勝つ習慣ということもつけていかなければならない。勝ち癖をつけられるようなチーム作りをしていきたい」と気を引き締めていた。