<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):米沢中央(山形)2-0安来(島根)>◇7日◇第3日◇女子2回戦◇東京体育館…

<バレーボール全日本高校選手権(春高バレー):米沢中央(山形)2-0安来(島根)>◇7日◇第3日◇女子2回戦◇東京体育館

女子は米沢中央(山形)が、安来(島根)にストレート勝ちし、4年ぶりの3回戦進出を決めた。エース岡崎芽依(3年)が抜群の攻撃力で得点を量産。逆転勝利を呼び込んだ初戦に続き、チームをけん引。相棒的存在でもある深沢紅(こう、3年)とともに最後まで明るい雰囲気をつくり上げ、流れを渡さなかった。古川学園(宮城)は大阪国際に競り負けた。男子は雄物川(秋田)が3回戦に進み、東北(宮城)は東山(京都)にストレート負けで敗退した。

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エースの背中は頼もしかった。第1セット(S)を先取し、迎えた第2Sは中盤までは両軍せめぎ合いが続いた。だが、2度の4連続失点が響き、19-22と不穏な空気が漂った。が、ここでエースが奮起。「ラスト決めきって、チームを勝たせよう」。覚悟がボールに乗った。チーム一番の得点屋、岡崎がサービスエース含む3連続得点。最後まで流れを渡さずに、ストレート勝ちで3回戦に駒を進めた。

最後は石田和也監督(53)も思わずしゃがみ込み、両手で大きくガッツポーズ。「3年生が頑張らないと春高は勝てない」。これまで指揮官が口にしてきた言葉を体現したかのような勝利だった。「3年生の頑張りがあったからこそ、逆転することができたのかなと思います」とうなずいた。

試合を通して常時コートに立つ3年生は岡崎と、深沢。入学時から下宿をともにしてきた2人の絆はチームの武器のひとつだ。深沢は「信頼している(岡崎)芽依がいることで安心してプレーできますし、『自分も決めなくては』と高め合える存在です」と照れながら話した。

得点源として存在感を見せる一方、雰囲気づくりもピカイチだ。「下級生を不安にさせないためにも、自分らが引っ張っていけるかというのを常に話し合っています」と岡崎。1年生も主戦を担う同校だが、大舞台でもらしさを発揮できるのは、2人(岡崎、深沢)がいるからこそだった。「2人がどれだけやれるかが大事だと思っています」(岡崎)。最高学年として、そしてコートに立つ選手として並々ならぬ覚悟で臨んでいる。

3回戦では8強入りを懸けて高校総体3位の実力を誇る強豪・富士見(静岡)と対戦する。岡崎は「厳しい相手ですが、目標としているベスト8に向けて、全力で自分たちのバレーをしていきたいです」と意気込んだ。米沢中央らしく、全力で立ち向かう。【木村有優】