中大の東恩納蒼投手(2年=沖縄尚学)が、7日、東京都八王子市内の同校グラウンドで始動した。ゆっくりと動きを確認するように…

中大の東恩納蒼投手(2年=沖縄尚学)が、7日、東京都八王子市内の同校グラウンドで始動した。ゆっくりと動きを確認するようにキャッチボールから始めた。「3年生という年は、これからの進路に大きく関わってくると思う。勝負の年。最高学年と思いながらチームの柱になっていけるように頑張りたい」と、意気込んだ。

23年夏、沖縄大会初戦から甲子園3回戦まで47回1/3を無失点に抑え「ミスターゼロ」と称された右腕。U18W杯では優勝に貢献した。あれから2年半。1年春のリーグ戦、5試合に登板し2勝2敗と大学野球で好スタートを切ったかに見えた。しかし、秋のリーグ戦前に右肘を痛めクリーニング手術。その後はリハビリに専念した。2年春に復帰するも「焦りがあって…調子を戻すことができませんでした」と振り返る。

1からフォームを見直した。「このままだと通用しないと思った。それまで手先でコントロールして肘に負担をかけてしまった。体の使い方を意識して、全体を使うフォームに。肘の痛みもなくなり、球速もあがりました」。秋は抑えで3試合3回1/3回に登板。145キロがコンスタントで投げられるようになり、無失点に抑えた。「肘の痛みもなく、やっと投げられたのは楽しかった。そこは1歩成長できたところでした」。 昨年は、周囲から「東恩納はどうしているの?」という声を耳にした。「高校時代に少し名前が出て、この2年間、それに見合った成績を残せていない…」。でも、今は少しずつ成長できている自分に胸を張れる。「ケガなくシーズンを通して投げること、勝てる投手、チームを優勝に導ける投手になりたいです」。明るい表情に、自信がみなぎっていた。