高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。その…
高校野球界では昨年も、たくさんのヒーローが誕生した。秋からの新チームにも、今年、輝きを増しそうな選手はたくさんいる。そのなかで未来のヒーロー発掘も含め、好プレーヤーを紹介していきたい。
昨年の秋季関東大会で4強入りした専大松戸(千葉)の背番号1を背負ったのは門倉 昂大投手(2年)。1年生の24年春からベンチ入りし、先発登板も経験。昨年秋からエース番号を任され、投手陣を引っ張ってきた。
秋の県大会では無失点投球を見せた。準々決勝の市原中央戦では8回5安打無四球完封の好投。準決勝の八千代松陰でも3安打完封で、チームを5回コールド勝ちに導いた。3試合15.1回を投げて無失点と、防御率0.00で優勝に貢献。与えた四死球はわずか1と、抜群の制球力も誇った。
走者がいなくても、胸のあたりでグラブを止めるセットポジションから投球する。左腕をしっかり打者側に向けて、左肩が開かないようにタメを作って体の切れを使って投げる。メジャーのドジャースで活躍する山本 由伸投手(都城高出身)のように、まるで弓を射るようなフォーム。130キロ台後半の直球以上に、右打者の外角に決まるスライダーが生命線で、左肩の開きが遅いこともあり打者からすれば、直球とスライダーの区別がつきにくい。
関東大会は疲れもあったのか、本来の実力は出せなかったが、準決勝の山梨学院(山梨)では4回まで1失点と試合を作り、2回からの3イニングは無安打に抑える好投を見せた。
マウンドでのリズムもよく、守備にも好影響を与えている。自慢の制球力とスライダーに磨きをかけ、たくましくなった姿をセンバツで見せるつもりだ。