第102回箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を期待されながら、往路2位、総合4位と壁を突き破れなかった早稲田大(早大)に今春…
第102回箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を期待されながら、往路2位、総合4位と壁を突き破れなかった早稲田大(早大)に今春「高校ビッグ3」が加入する。今年の4区を日本人歴代最速の1時間0分1秒で走破し、区間賞を獲得した「スーパー1年生」鈴木琉胤(るい)級が、一気に3人も、だ。
その黄金ルーキーたちは25年12月21日、京都・都大路で行われた全国高校駅伝で競演した。エース区間の1区(10キロ)で1、2、3位の3人がハイレベルな争いを繰り広げたが、その全員がそろって今年4月、早大に入学する予定になっている。
日本人歴代最高記録の28分20秒をマークし、福島・学法石川を悲願の初優勝に導いた増子陽太(3年)が筆頭格だ。前年、千葉・八千代松陰3年だった現早大の鈴木が記録した28分43秒を、一気に23秒も塗り替えて驚かせた。
当時、鈴木もX(旧ツイッター)で感服。「誰が記録抜いてくれるかなぁ~わくわく」とポストし、余裕のたたずまいでレースを待っていたが、結果が出るや「気持ちよく抜かれた(泣き笑いの絵文字×3)増子強っっっっ」と仰天した。
「1区1.2.3.14が来年来るのやばば お手柔らかにお願いします」とも記したが、その通り、区間1位の増子だけでなく、同2位=兵庫・西脇工の新妻遼己(3年)と3位=鳥取城北の本田桜二郎(3年)も、早大競争部の2026年度「入部予定者一覧」に名を連ねている。彼ら「高校ビッグ3」がスポーツ科学部の門をたたく。
区間14位=八千代松陰の上杉敦史(3年)も、鈴木の直系の後輩として期待される有望株だ。11月の関東高校駅伝では1区の区間賞に輝いており「四天王」と言っていいかもしれない。
早大は、鈴木をはじめ今回の箱根駅伝に4人の1年生をエントリー。26年度の1、2年生が近い将来、黄金時代の再来を担うことになりそうだ。
一方で、花田勝彦監督(54)はポリシーを明確にしている。
3日の往路を終え、東京・大手町で取材に応じた際に、全国高校駅伝1区の上位3傑が入部予定であることについて聞かれ、こう答えた。
「そうですね。ただ、彼らは1年生なので。私自身は4年間で、ちゃんとステップを上がって、やはり日本代表になる選手を育てていきたいので。もちろん、箱根駅伝の優勝もチームの目標ではありますけど、やはり、私自身は圧倒的な子をつくりたい。そういった選手たちが集結して、箱根でも勝つ。圧倒的な強さと言うんですかね、そういうものをつくっていきたいので。やはり箱根の先に、しっかり世界(で戦えるランナー養成)に生きるチームづくりをしていきたい、とは思いますので、そこはブレないようにしたいなと」