フォーエバーヤングが1月6日、2025年JRA賞の年度代表馬に輝いた。年度代表馬の投票は12回目で、私も迷わずフォーエ…
フォーエバーヤングが1月6日、2025年JRA賞の年度代表馬に輝いた。年度代表馬の投票は12回目で、私も迷わずフォーエバーヤングに投票した。一方、毎年、必ず聞いてきた意見が「JRA賞だから、JRAのG1で勝った馬でないと」。もちろん、そういう声があっても不思議はない。芝の国内G1勝ち馬に票が流れるとみていたが、248票のうち226票で予想を上回る得票率91・1%。2016年の凱旋門賞からJRA海外発売馬券が始まって、今や海外での日本調教馬の活躍が当たり前になり、報道陣の視点も変わってきたと感じた。
年度代表馬は、その年を象徴する馬に授与されるものと私は思っている。2025年の競馬で一番の明るい話題は、フォーエバーヤングが日本調教馬として史上初の米G1・ブリーダーズCクラシックを制覇したこと。「NHKニュース7」のスポーツコーナーで取り上げられるなど、改めて反響の大きさを感じた。ドジャースのワールドシリーズ連覇と同じ日にならなければ、トップニュースになってもいい話題だった。25年はフォーエバーヤングが大活躍し、日本競馬の進化、素晴らしさを世界に示した年だったと、ファンに語り継がれていくはずだ。
続いて国内の中央競馬で私が最も印象に残ったのは、フランス調教馬のカランダガンが外国調教馬として20年ぶりにジャパンCを制したこと。世界ランク1位の実力、強さを目の当たりにして日本の競馬ファンは驚嘆した。その年のベストレースを選出してみてはという声が出るのは当然で、私は「●年ベストJRA・G1」という部門をつくってみてはと思う。
昨年ならジャパンCに加え、3歳のミュージアムマイルが制した有馬記念、北村友一騎手がクロワデュノールを勝利に導いた日本ダービー、メイショウタバルが勝ち、武豊騎手と松本好雄オーナー(昨年8月に死去)が喜びを分かち合った宝塚記念との争いになるのでは。その年で純粋に最もインパクトがあったG1レースにスポットライトを当てる賞ができたら、素晴らしいなと思っている。(競馬デスク・内尾 篤嗣)