西武残留を決めた高橋光成(C)産経新聞社 野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。新…

西武残留を決めた高橋光成(C)産経新聞社
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。新年最初となる今回は西武に残留が決まった高橋光成をクローズアップする。
ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指していた高橋の西武残留が決まった。
西武は1月4日、高橋と今季の契約合意に達したと発表。同じく同システムを利用した今井達也はアストロズへの入団が決まる中、Wエースの流出は避けられたとあって、チームにとっても大きな戦力となった。
ただ26年シーズンには海外FA権を取得する見込みで、NPBで力を蓄えた上で再び夢への挑戦を続けると見られている。
高橋は2014年ドラフト1位で前橋育英高から西武に入団。ルーキーイヤーから5勝をマークし頭角を現すと、2021年からは3年連続で2桁勝利をあげるなど、右のエースとしてチームを支えてきた。
ただ、そんな高橋の最近の投球について佐野氏は気になる点があったという。
「あくまでも僕のイメージですが、全盛期に比べて少し球離れが早くなっている」と指摘する。
「投手に大事なのは“ベース上での球の強さ”です。そのボールが復活すれば、NPBでももっと勝てるようになる。そうすればメジャー移籍も実現の可能性が近づくと思いますよ」と背中を押す。
高橋といえば、24年シーズンは0勝11敗と打線とのめぐり合わせもあるが、シーズン中、1勝もあげられなかったことも話題を集めた。
25年シーズンは8勝9敗と持ち直したが、貯金を作ることはできず。西武も今オフ、FA戦士2人を獲得、補強にも力を入れ、戦国パ・リーグで覇権奪回に真剣に臨む構えを見せている。果たして背番号13がどんな勇姿を見せてくれるのか。またチームを鼓舞する力強い投球を期待したいところだ。
【さの・しげき】
1968年4月30日生まれ。愛媛県出身。1991年に近鉄バファローズ(当時)に入団。卓越したコントロールを武器に中継ぎ投手の筆頭格として活躍。中継ぎ投手としては初の1億円プレーヤーとなる。近年は糖尿病の影響により右腕を切断。著書「右腕を失った野球人」では様々な思いをつづっている。
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