ダカールラリーの2026年大会は、1月5日、サウジアラビアのヤンブー〜アルラ間を走行するステージ2(400km)が行われ…
ダカールラリーの2026年大会は、1月5日、サウジアラビアのヤンブー〜アルラ間を走行するステージ2(400km)が行われ、TGR W2RCのセス・キンテロ(トヨタDKR GRハイラックス)がステージ勝利を獲得した。
ダカールラリーのチャレンジャークラスに初参戦した3大会(21年、22年、23年)でステージ勝利を通算20本獲っている23歳のキンテロだが、総合優勝はまだ果たしていない。トップクラスにステップアップした昨年は、トップタイムを2回マークし、初めてトップ10でのフィニッシュを飾った。
「前を走っていたヘンク(ラテガン)が早い段階でパンクしたので、タイヤ交換するまで彼のダストのなかを走っていた。ヘンクとは素晴らしいバトルができた。その後、彼をパスして、それからトビー(プライス)が追いついてきた。チームメイトと優勝争いができたのだから、いい一日だったよ」とキンテロ。これで総合首位のナッサー・アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー)に7秒遅れの総合2番手とした。このステージでは、ラテガンが2番手タイムをマーク。プライスも4番手タイムと上々の結果を収めた。
ダカールを5回制しているカタール出身のアル‐アティヤは、このステージを8番手タイムでまとめ、総合首位に浮上した。
「今日は無茶な走りはせず、落ちついてパンクを避けることに徹した。この先に備えて、これがマストの走り。そうすれば、それからリズムをつかめるようになる。明日は、今回のダカールの鍵となるステージ。ナビゲーションがすごく大変になるだろう」とアル‐アティヤは冷静に分析する。

ステージ1でトップタイムをマークしたギヨーム・ド・メビウス(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー3.0I)は、この日も元ダカールレーサーである父グレゴワール・ド・メビウスの血を受け継ぐ見事な走りを見せ、重要なパーツを失う局面はあったが総合3番手の座を死守した。

ダカール2026暫定結果(ステージ2終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(ダチア・サンドライダー) 7:12:16
2 S.キンテロ(トヨタDKR GRハイラックス) +7.0
3 G.ド・メビウス(MINIジョン・クーパー・ワークス・ラリー3.0I) +1:09
4 H.ラテガン(トヨタDKR GRハイラックス) +1:28
5 S.ローブ(ダチア・サンドライダー) +1:57
6 J.フェレイラ(トヨタ・ハイラックスIMT EVO) +2:01
7 T.プライス(トヨタDKR GRハイラックス) +2:42
8 M.エクストローム(フォード・ラプター) +4:04
6日はアルラ〜アルラ間をループするステージ3、422kmが設定。絵葉書のような巨大な景観だが、ナビゲーションがトリッキーな区間。後半は分岐路が増え目印も少ないため、ルートブックの解釈が困難となりそうだ。
日本勢では、ストッククラスで戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーがステージ1を終え、503号車のロナルド・バソがクラス2番手、501号車の三浦昂が僅差の3番手タイム。2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GRスポーツはたびたびパンクに見舞われたが、サービスポイントでタイヤの供給を受けてしのぎ、最初の計測ステージを走り終えた。
三浦は「前半部分で2本、後半でも1本のパンク。サービスポイントでスペアタイヤをもらって助かりました。また、コースの厳しさに対してライバルも我々と同じようにペースが落ちることが分かったのは収穫でした。今日も下回りのヒットが激しかったのですが、アルラへ向かうステージはさらに石が多いらしいので、焦らずに走ろうと思います」と一日を振り返った。
日野600シリーズでプロトタイプトラックのT5クラスに参戦する日野チームスガワラは、プロローグランの結果により13番手からステージ1をスタート。菅原照仁は中盤までに9番手まで順位を上げ、トラブルもパンクも避け切ってそのままステージを走り切った。
菅原は「今日は荒れた路面が多かったですが、サスペンションをソフトな方向に調整した効果が体感できました。トラクションがよく掛かるのとあわせて、振動の角が丸くなり乗り心地も向上して、石がゴロゴロしている区間も順調に走れました。明日5日のコースはもっと路面が悪いと思うので、気をつけて走ります」と手応えを感じているようだ。