大相撲の新大関安青錦(21=安治川)が6日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた時津風一門の連合稽古に、一門外から参加…

大相撲の新大関安青錦(21=安治川)が6日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた時津風一門の連合稽古に、一門外から参加した。最初に関脇霧島を指名して3番で2勝1敗。次に小結若元春を指名して4番で3勝1敗と、持ち前の低い姿勢からの攻めが光り、計7番で5勝2敗だった。「前よりはちょっと感覚が戻ったかなという気がします。やってみないと分からない。稽古場は稽古場、本場所は本場所。あんまり考え過ぎないように、稽古でしっかり力を出し切れればいいなと思って」と、一定の手応えを感じていた。

霧島との1、2番目が長い相撲となり、早々に肩で息をする状態となった。前日5日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見では、疲労の色が濃く出た終盤に4連敗するなど、横綱豊昇龍に3勝7敗と、大きく負け越した。これに日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「あれでは上では難しい。もっと番数をこなしていかないとダメ。今までならよかったけど、上(横綱)を目指すなら」と、スタミナ不足を露呈した稽古内容を厳しい言葉で評した。この日の稽古後、安青錦は「10番ぐらい、いこうと思っていましたけど、思ったよりも取れなかった。でも、あまり無理しても」と、もともと番数をこなすタイプではないだけに、これまでの経験をもとに、手応えを感じている様子だった。

4日は荒汐部屋に出稽古、5日は稽古総見、この日は時津風一門連合稽古と、精力的に稽古を行ってきた。3日連続の出稽古となると、これまでにはなかった調整だが「いつもはやらないことなんですけど、親方と相談して決めて、稽古できているのでいいと思います」と、この3日間で状態が上向きとなっている様子。特にこの日は、ともに三役の難敵相手の稽古だったが、優勝した昨年11月の九州場所を思わせるような、スピードとパワーを兼ね備えた動きを随所で見せた。

「師匠と相談して、あと2回ぐらい出稽古に行こうかなと思っています」。八角理事長に指摘されたスタミナアップを計る狙いがあるのか、さらに精力的に稽古を重ねるつもり。初場所(11日初日、東京・両国国技館)で、2場所連続2度目の優勝を目指していく。