阪神のドラフト新入団7選手が5日、兵庫・尼崎市の選手寮「虎風荘」に入寮した。ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)…
阪神のドラフト新入団7選手が5日、兵庫・尼崎市の選手寮「虎風荘」に入寮した。ドラフト1位の創価大・立石正広内野手(22)はビーズソファ「ヨギボー」と、森下翔太外野手(25)からハワイ優勝旅行のお土産でもらったタンブラーを持参。憧れの先輩が1年目に放った10本塁打超えを目指し、プレゼントされたタンブラーで球団初のリーグ連覇の祝杯をあげる意気込みを明かした。
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立石は背筋を伸ばし、虎風荘の扉を開いた。真新しい部屋でプロでの生活がスタート。入寮に持参したのは、森下からプレゼントされたタンブラーだった。
「森下さんに買ってもらいました。普通では買ってもらえる立場じゃないので。何かしらアピールしておくのが大事というか、これから大切にする意思表示で持ってきました」
12月のハワイ優勝旅行のお土産としてもらったもの。「ロッカーとかに置きたい」と笑顔を見せた。当面はコーヒーなどを注いで愛用していく。都内の同じ野球トレーニングジム「Rebase」(リベース)に通い、年末にも沖縄での合同自主トレに参加する間柄。「直接お礼を言えました。かわいくてありがたいなと思います」と感謝した。
森下は憧れの存在で目標でもある3学年上の先輩。1年目の23年に10本塁打をマークした。球団新人右打者の2桁アーチは、80年の岡田彰布(18本)以来43年ぶりだった。立石も新入団会見や自主トレ公開など、1年目での2桁本塁打の目標を、何度も口にしてきた。森下の10発を「もちろん超えたいですけど、入ってみないとわからない。でも理想が森下さんなので、まずそこを目標にしたい」ときりり。打撃をチェックしている森下もその活躍に太鼓判を押しているが「すごいオーバーにほめてくれるので。考えすぎずにいきます」と謙遜するあたりも頼もしい。リーグ連覇に貢献した際には森下先輩とタンブラーで乾杯したい。「できたら最高ですね」。今度は自分の力でハワイ優勝旅行に行く意気込みだ。
充実した2軍SGLの施設に「本当にワクワクします」と感激。寮の目の前には室内練習場も完備されており、早速始動するつもりだ。「時間があれば早く使ってやろうと思って。時間があれば使いたい。(ドラフト2位の)谷端連れて何かやります」と鼻息は荒い。間もなく始まる新人合同自主トレへ「少しでも収穫のある日にしたい」と気合十分。存分にバットを振り、森下先輩と連覇の一翼を担う。【村松万里子】
【阪神主な歴代ドラフト1位の入寮時のアイテム】
◆藤川球児(99年) 虎風荘史上、最大とされる32インチの大型テレビ。中継された自身の試合は全てビデオに収録。細かい動作もチェックするために活用した。
◆鳥谷敬(04年)衣服や日用品など段ボール5箱分だけと超ストイック。「部屋にいるより、いろんなことに慣れていきたい」とテレビは持ち込まなかった。
◆藤浪晋太郎(13年)ダルビッシュ(当時レンジャーズ)や前田健太(同広島)ら一流右腕の動画を収録したデスクトップ型のパソコン。投球動作を研究した。
◆高山俊(16年)地元千葉・船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」のぬいぐるみ。「活躍したら地名も取り上げてもらえる」。1年目に新人王。
◆大山悠輔(17年)大好きな赤を基調としたグラブや手袋など、野球用具を赤でそろえた「赤備え」で話題を集めた。「赤をつけるとすごく力が出る」。
◆佐藤輝明(21年)地元兵庫・西宮市のふとん店でオーダーメードした約50万円の特注マットレス。快眠重視で1年目にいきなり24本塁打を放った。
◆森下翔太(23年)黒と黄色のタイガースカラーの新品グラブ。「1年目から気合十分ということを表現しました」。部屋は前年まで佐藤輝が使った出世部屋。
◆伊原陵人(25年)特大のスヌーピーなどお気に入りのぬいぐるみを5個。「実家から厳選してもってきました。スヌーピーを寝かしつけています」と笑顔。