J2サガン鳥栖の高校3年、FW新川志音(しんかわ・しおん、18)のベルギー1部シントトロイデンへの完全移籍が決定的になっ…

J2サガン鳥栖の高校3年、FW新川志音(しんかわ・しおん、18)のベルギー1部シントトロイデンへの完全移籍が決定的になったことが5日、分かった。交渉は大詰めに入っており、契約がまとまれば、28年ロサンゼルス五輪エース候補の18歳が、今冬に初の海外へ飛び立つ。

鳥栖のチーム始動日だったこの日、同クラブは新川について「海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することになった」と発表した。

複数の関係者によると、年明けにシントトロイデンから正式オファーが届いたことで急きょ、チーム離脱が決まったという。

大阪府生まれの新川は、高校進学と同時に鳥栖U-18(ユース)に入団。高校3年で迎えた25年は、2種登録でJ2リーグ33試合5得点の結果を残し、10月にはプロ契約を結んだ。小菊昭雄監督の下で大きく成長した1年だった。

ドリブルやフェイントを使ったシュートが得意で、得点感覚はもちろん、高い技術でアシストも稼げる万能型。171センチ、65キロと体格は大きくないものの、日本人が欧州で通用する俊敏性に優れている。

実際に昨年9月には、飛び級でU-23アジア杯予選の日本代表にも選ばれ、ロサンゼルス五輪に向けたチームで存在感を発揮。11月のU-22日本代表で臨んだイングランド遠征にも参加している。

鳥栖から海外移籍した主な選手には、22年W杯カタール大会日本代表のMF鎌田大地(29=クリスタルパレス)を筆頭に、FW林大地(28=G大阪)やFW横山歩夢(22=ゲンク)、MF福井太智(21=アロウカ)らがおり、鎌田や林はシントトロイデンにも在籍経験がある。

鳥栖のJ1復帰には必要な戦力だったが、2月の高校卒業を前に18歳が大きな夢をかなえることになる。

◆新川志音(しんかわ・しおん)2007年(平19)8月6日、大阪府生まれ。大阪の名門RIP ACE SCのジュニアユースから鳥栖U-18に進み、25年はJ2開幕から2種登録でベンチ入りを果たし、33試合5得点。夏には飛び級でU-22日本代表に選出され、U-23アジア杯予選(ヤンゴン)にも出場。9月にJ2の月間ヤングプレーヤー賞を初受賞し、10月に鳥栖とプロ契約を締結。背番号47。171センチ、65キロ。