第105回全国高校ラグビー大会は5日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で準決勝があり、大会3連覇、6度目の頂点を狙う桐蔭学…

 第105回全国高校ラグビー大会は5日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で準決勝があり、大会3連覇、6度目の頂点を狙う桐蔭学園(神奈川第1)と、初優勝をめざす京都成章が決勝に進んだ。 桐蔭学園は試合終了間際の逆転劇で大阪桐蔭(大阪第3)を下した。桐蔭学園は今大会で常翔学園(大阪第2)、東海大大阪仰星(大阪第1)を破っており、大阪代表の3校すべてを倒して勝ち上がるのは、大会史上初。京都成章は多彩な攻撃で東福岡(福岡第1)を破った。決勝は7日午後2時から行われる。

■京都成章が多彩なアタック披露 「兄の分まで」森岡が躍動

 パワーでスピードで、京都成章が攻め抜いた。前半はFW陣が相手防御をこじ開けて2トライ。後半は一転してバックスが躍動した。

 中心になったのがCTB森岡悠良(3年)。7点リードの後半1分、味方にパスを投げると素早く移動して再びパスを受ける軽快なプレーでトライ。5、12分にはパスをつないでトライを演出した。「ボールを運ぶ人を周りが早くサポートして孤立させない。チームで磨いてきたプレー」

 3歳上の兄も京都成章出身。102回大会準決勝で東福岡に敗れた。森岡は「自分が成章にいる理由。試合中、兄の顔が何度も浮かび、強い思いがあった」と感慨深げに言った。

■4兄弟で東福岡、末っ子が見せた意地のビッグゲイン

 東福岡はWTB平尾龍太(3年)が反撃のきっかけを作った。「みんなが耐えてつないでくれた」。前半27分、自陣の右サイドから抜け出して約50メートルの独走。敵陣深くまで攻め込むとボールを仲間に託し、トライにつなげた。4人兄弟の四男。兄全員が同校ラグビー部出身で、背中を追ってきた。「小さい頃からあこがれてきた東福岡でプレーできたことは、僕の人生の宝物」