第105回全国高校ラグビー大会は5日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で準決勝があり、大会3連覇、6度目の頂点を狙う桐蔭学…

 第105回全国高校ラグビー大会は5日、大阪・東大阪市花園ラグビー場で準決勝があり、大会3連覇、6度目の頂点を狙う桐蔭学園(神奈川第1)と、初優勝をめざす京都成章が決勝に進んだ。 桐蔭学園は試合終了間際の逆転劇で大阪桐蔭(大阪第3)を下した。桐蔭学園は今大会で常翔学園(大阪第2)、東海大大阪仰星(大阪第1)を破っており、大阪代表の3校すべてを倒して勝ち上がるのは、大会史上初。京都成章は多彩な攻撃で東福岡(福岡第1)を破った。決勝は7日午後2時から行われる。

■土壇場でも「想定内」

 史上6校目の3連覇がかかる桐蔭学園は後半26分、相手に4点のリードを許していた。この土壇場で、選手たちは「想定内」という言葉を繰り返した。

 毎日2時間以上のミーティングで、あらゆる状況を考えて意見をぶつけ合ってきたからだ。刻々と時間が過ぎても、大阪出身のFW喜(よし)瑛人(3年)は「ドラマでいえば今は9話や。最後の10話目で逆転すればいい」と訴えかけた。

 後半30分を迎え、一つのミスで試合が終わるラストプレーでの攻撃。丁寧に、かつ激しく敵陣に攻め入った。同36分、ゴール前の密集から喜が押し込んで勝負を決した。「(過去の試合を含めて)一番熱かった」。満身創痍(そうい)で芝生の上に転がった。

■大阪桐蔭、執念見せる

 過去2大会続けて桐蔭学園に敗れていた大阪桐蔭は勝利への執念を見せた。相手に先行を許したものの、食らいつく。後半4分は、つながったパスを受けたWTBモレノ経廉(つねきよ)ザンダー(3年)が右中間へトライ。同17分も自陣深くで相手ボールをもぎ取ると疾走してトライへとつなげた。しかし、最後は桐蔭学園の猛攻に屈する。「体を張って前に出続ければ、最後には勝っていると思った」と悔しがった。