日本を席巻する打棒で、ついに念願のメジャーリーガーとなった村上(C)Getty Images 果たして、大成するのか――…

日本を席巻する打棒で、ついに念願のメジャーリーガーとなった村上(C)Getty Images
果たして、大成するのか――。今オフにホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約52億7000万円)で契約に至った村上宗隆だ。
現時点での米球界内における村上に対する評価は、下馬評を下回った短気契約に現れるようにシビアだ。とりわけ過去3シーズンで三振率が28.1%から29.5%に上がるなど、打席内での不確実性が尾を引き、「メジャーで通用するのか」という疑問すらも浮上している。
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もっとも、22歳で年間56本塁打を放つなど、NPBを席巻した彼のポテンシャルを知る“現役メジャーリーガー”からは、村上の成功を推す声が唱えられてもいる。証言者となったのは、奇しくもホワイトソックスと2年総額1200万ドル(約18億7000万円)の契約を締結していたアンソニー・ケイだ。
現地時間1月1日に米ポッドキャスト番組『BASEBALL Isn’t BORING』に出演したケイは、DeNA時代に対峙した村上について「彼との対戦は決して楽しいものではなかったよ。僕から良く打っていたからね」と苦笑いを浮かべながら回想。そして、本塁打こそ痛打されなかったものの、通算被打率.400(15打数6安打)、同OPS.993と打ち込まれた“ポテンシャル”を訴えかけている。
「どうにかして抑えたかった打者だった。そもそも彼のチームは、とても攻撃力があるから、その打線の中軸にいる彼だけには打たれたくなかったんだ。可能な限りの様々なコースを攻めて、彼の前に走者を出さないようにしながら、気持ちよく打たせないように徹底したよ」
さらに村上を「とてつもないパワーの持ち主だ」と評した30歳の元助っ人左腕は、「30発、いや50本塁打は打てるよ。それぐらいに彼のパワーってものはクレイジーなんだ。とても正気の沙汰じゃない。これまで僕が見てきた中でも、有数のパワーを持った打者の一人だと思う」と断言。そして、懸念されるメジャーへの適応について「大丈夫。問題はないだろう」と言い切っている。
「確かに空振りの多さは懸念となるだろうし、速球への適応も求められるだろうね。でも、少なくとも僕に対しては苦戦していなかった。そもそも、日本には、95マイル(約152.9キロ)以上の速球を投げ続けるピッチャーはほとんどいない。だから、彼が『問題を抱えている』と指摘されるのも無理もない。でも、日本からやってきたショウヘイ・オオタニは今ではリーグ最高の打者となった。さらに言えば、セイヤ・スズキだって良くやっている。だからなぜ、彼(村上)の打撃だけが『(メジャーの投手に)通用しない』と断じられるかが僕には分からないね」
期待と不安が入り混じる村上のメジャー移籍。彼が「世界最高峰」とされる舞台でどれだけ成長できるかは、今春のスプリングトレーニングから大きな注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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