1月…

 1月5日、日本バスケットボール協会(JBA)会長兼Bリーグチェアマンの島田慎二氏が、都内の牛天神北野神社で新年の祈祷を受け、メディアの取材に応じた。就任後初めて迎える新年。JBAのバッジを胸につけた島田会長は「バスケット界をもっと強く前に進めたい」という言葉を繰り返し、2026年に向けた日本代表強化と競技全体の成長に強い意欲を示した。

 新年の祈祷で何を願ったのかという問いに対し、島田会長は「挙げたらきりがない」と前置きしつつも、「日本代表、アンダーカテゴリー、B.革新など、すべてを含めて、バスケット界をもっと魅力的な業界にしたいと強く願った」と語る。その思いは祈祷の場にとどまらず、この日の朝にJBAのスタッフにも共有したという。

 2026年秋に開幕する新B1『Bプレミア』を含むBリーグの構造改革『B.革新』については、「ファンの皆さまから見て急に何かが変わるというよりも、今までやってきたことの延長線上にある」と、あらためて説明。アリーナ整備や外国籍選手の同時出場枠増加といった変化はありつつも、「引き続き強化に資するということと、事業としても右肩上がりの成長を続けているので、これも継続していくということに尽きるかなと思います」と、持続的な成長を目指していく姿勢を示した。

 5人制の日本代表活動に目を向けると、2026年は男子日本代表(FIBAランキング22位)が『FIBAワールドカップ2027アジア地区予選』を戦う年となる。島田会長は「年内に出場が決まる年ではない」と冷静に状況を整理しつつ、「天王山は8月(Window5)だと思うので、そこに照準を合わせて“最強チーム”で最高の一体感で臨むと宣言しているので、それが実現できるようにしっかり取り組んでいきたい」とコメント。

 なお、2月26日には中国代表(同27位)、3月1日には韓国代表(同56位)を沖縄サントリーアリーナに迎える重要なホーム2連戦が控えているが、「今の日本代表の力を見定めるいい試金石のタイミング」と島田会長。「どっちも強いですけどね。でも、この2つに勝たなければ、その先はないと思うので、まずは両チームに勝って、アウェー戦にいい形で臨めるように。やはり勝ちを重ねていくことで(勝敗を2次予選に)持ち越せていきますからね。後々も効いてくると思うので、一個一個勝ちにこだわっていきたいなと思っています」と力を込めた。

 一方、女子日本代表(同11位)は、9月にドイツで開催される『FIBA女子ワールドカップ2026』出場へ向けて、3月に『FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026予選トーナメント』に臨む。島田会長は「私も(予選開催地のトルコへ)行きますけど、そこで決められるように、結果にコミットしてワールドカップ本大会に臨めるように、しっかり準備をしたいなと思っています」と話した。

 JBA会長という立場としては、自身が就任時に掲げたマニフェストの2本柱「日本代表強化」と「One Basketball」を改めて強調。Bリーグ、Wリーグ、各年代の代表、ウインターカップ、さらには車いすバスケットボールや3x3まで、横断的な連携を図る構想を描く。「それぞれに良さがあるのに、連携できていないがゆえにブレークしきれていない状況があるかなと思っているので、そこを変えていきたい」と述べ、競技全体を束ねる役割への強い決意をにじませた。

【動画】「絶対にやり返す」快進撃を見せた日本代表の裏側に公式カメラが密着