大相撲の新大関安青錦(21=安治川)が、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から厳しい評価をつきつけられた。5日、東…
大相撲の新大関安青錦(21=安治川)が、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から厳しい評価をつきつけられた。5日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた、横綱審議委員会(横審)による稽古総見に参加。横綱豊昇龍、大関琴桜との3人による申し合いを行い、計15番で6勝9敗だった。豊昇龍には、途中まで3勝3敗と互角だったが、疲れが出てきた終盤は4連敗。これに八角理事長は「あれでは上では難しい。もっと番数をこなしていかないとダメ。今までならよかったけど、上(横綱)を目指すなら」とピシャリ。スタミナ不足を露呈した稽古内容を厳しく責めた。
本場所で安青錦は、豊昇龍に対して優勝決定戦を含めて4戦全勝と、合口は抜群だ。この日も、持ち前の下からの攻めで一方的に押し出すなど、好内容も随所にあった。それだけに、安青錦自身も稽古後に「いい稽古ができた。力を出し切ることを意識した」などと、手応えを口にしていた。
八角理事長も「途中、ちょっと良くなった」と、評価する部分もあったが「最後、力を出せなかった」と続けた。疲れの見えた終盤、スタミナに定評のある豊昇龍との稽古内容に、大きな差が出たことを課題に挙げた。
ただ、1年前はまだ十両で、稽古総見の経験も少なく、しかも大関としては初参加だけに安青錦は「今までに味わったことのない雰囲気だったので慣れなかった部分もあった」と振り返った。力を出し切れない状況でもあった上に、前日4日の荒汐部屋への出稽古から、初場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けて本格的な稽古に突入したばかりで「まだちょっと、体が慣れない部分もある」と、本調子ではなかったのも事実。これまでも番数をこなして調子を上げていくタイプではなかっただけに、すぐに方向性を変えることはない見通しだが「先場所に負けないような成績を出せるように頑張りたい」と、2場所連続優勝を目指す決意だ。