今井が自身の価値を証明する戦いに挑む(C)Getty Images 新たな1年がスタートし、MLB移籍市場も動きを見せて…

今井が自身の価値を証明する戦いに挑む(C)Getty Images
新たな1年がスタートし、MLB移籍市場も動きを見せている。現地時間1月1日には、西武からポスティングされていた今井達也がアストロズとの契約合意が伝えられた。今オフでの目玉選手とも評されていた日本人投手の争奪戦は、予想外とも言える存在だったアストロズが制した。一方、移籍先として有力視されていた名門球団による今井への評価はどのようなものだったのか。こちらも、意外な反応が現地メディアを通して聞こえてきている。
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メッツ専門サイト『FANSIDED Rising Apple』が1月3日、今オフにおけるメッツ球団の今井に対する対応を振り返る特集記事を配信した。同メディアは、『MLB.com』のマーク・ウェインサイド記者の取材情報を基として、「メッツ球団はイマイを『インパクトのある先発投手』とは評価していなかったという」などと報じている。
その上で、『FANSIDED Rising Apple』では、当初よりメッツが今井の移籍先候補に挙げられていたものの、実際は“獲得に動かなかった”と説明。理由として、より高いレベルの先発投手を求めていたとして、「これがメッツの基準だとすれば、今オフに彼らが目指している方向性を考えると、むしろ希望が持てる話だ」と指摘。
続けて、ここまでのメッツの動きを振り返り、「先発ローテーションに動きがなく、補強も放出もない現状はフラストレーションが溜まるものだが、少なくとも明確な基準があり、それがかなり高い水準に設定されているという兆しでもある。これは決して的外れな考え方ではない」との主張を並べた。
また今井に関しては、「もともといくつかのマイナス要素があった」と訴え、現時点での先発候補である千賀滉大とタイプが似ている点や、さらに、成績予測値がショーン・マネイアと同等だったと説いており、「そう考えれば、メッツが彼を見送った理由も理解できる」などと論じている。
同メディアは、メッツが目指す先発補強の方針として、「確実に違いを生み出せる投手かどうか」であると強調。さらに、「海外から来る投手には、必ず疑問符がつく。基準の捉え方には幅があるものの、メッツが先発投手の候補を一定以上のレベルに絞っていることは間違いない」としている。
今井も含め海を渡る選手はいずれも、NPBでの実績こそ高いもののメジャーの舞台では未知数の存在だ。実力や評価は、この先の米球界におけるキャリアの中で改めて測られることになる。27歳右腕にとって、メジャーリーガーとしての価値を証明する戦いが、もうすぐ始まろうとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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