◆第64回京都金杯・G3(1月4日、京都競馬場・芝1600メートル、良) 26年の中央競馬が4日、開幕し、東西で伝統のハ…
◆第64回京都金杯・G3(1月4日、京都競馬場・芝1600メートル、良)
26年の中央競馬が4日、開幕し、東西で伝統のハンデG3が行われた。第64回京都金杯(京都)は、うま年の年男、須貝尚介調教師(59)=栗東=が管理する4番人気のブエナオンダ(川田)が接戦を制し、重賞初制覇を果たした。
測ったように差し切った。川田がブエナオンダに軽くGOサインを送ったのは外回りの長い直線入り口。両腕で手綱を押し、全身を大きく使ったアクションはダイナミックになっていく。前のファーヴェント、ショウナンアデイブを射程圏にとらえたラスト50メートルで左ステッキを1発、2発…。最後に闘争心を乗せた加速で2頭を一気にのみ込んだ。上位3頭は頭、首差で同タイム。しかし、鞍上はゴール板を過ぎてすぐに首筋をポンポンと叩いた。確信があった。
「この馬はしっかりと長くいい脚を使ってくれるので、それを使えるように組み立てました」と21年連続の重賞勝利とした川田は振り返る。その鞍上を満面の笑みで出迎えたのがうま年の今年、60歳で年男になる須貝調教師だ。昨年は前年(JRA55勝)から大きくダウンの28勝。もどかしい時期が続いた。「今年はじっくり構えて、馬と向き合いながらやっていきます」。昨春まで14戦3勝と目立たなかった愛馬がマイルに照準を絞った昨秋以降は《1》〈2〉〈3〉《1》着。今後は未定も、厩舎の悪循環を断ち切るような初タイトルがうれしかった。
今年の金杯は11年ぶりの1月4日開催。同じ日曜だった昨年(中京)の2倍以上となる3万6436人が淀に詰めかけた。「すごくお客さんも多くて、競馬というのは改めて、お客さんの目の前で走るからこそ気持ちいいものだと思いました」と川田。寒風のなかでも熱気に包まれながら、充実の一年が始まった。(山本 武志)
◆ブエナオンダ 父リオンディーズ、母オーサムウインド(父ディープインパクト)。栗東・須貝尚介厩舎所属の牡5歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は18戦5勝。重賞初勝利。総獲得賞金は1億3156万6000円。馬主は金子真人ホールディングス(株)。