<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万691…
<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万6913人
新日本プロレス一筋で団体をけん引してきた棚橋弘至(49)が、ついにリングを去った。1999年(平11)10月10日にデビューして以来、26年と87日。引退試合でオカダ・カズチカ(38)と対戦し「33分3秒」の死闘の末、レインメーカーで力尽きた。それでも最後まで必死に勝利を目指した“100年に1人の逸材”に満員札止め4万6913人のファンは大興奮。棚橋も「愛してま~す!」と感謝の気持ちを伝えた。
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米団体AEW(オール・エリート・レスリング)で活躍するオカダ・カズチカが約1年11カ月ぶりに新日本マットに立ち、棚橋弘至の「介錯(かいしゃく)人」を務めた。18度目の対決は33分3秒、必殺のレインメーカーで仕留め、引導を渡した。これで棚橋戦は10勝5敗3分け。「棚橋さん、お疲れさまでした。あと1つだけ言わせてください。ありがとうございました」と感謝した。
「黄金カード」の棚橋戦には特別な思いがある。オカダは「この引退試合、1度はお断りしたが…やって良かった。さすが棚橋弘至だなとあらためて。僕が引退する時に東京ドームを超満員にできるかと言ったら怪しい。ドームの超満員は棚橋さんの26年間があったからこそ」とたたえた。
24年2月で新日本を退団したオカダは同3月からAEWと契約。昨年7月にはケニー・オメガを下し、AEWのインターナショナル王座とコンチネンタル王座を統一した。現在もAEWインターナショナル王者で「AEW代表としてきている。今のオカダの強さを見せつけられたかな」と余裕の笑み。米人気団体で、棚橋と築いた「プロレス魂」を胸に、この先も暴れるはずだ。【藤中栄二】
◆オカダ・カズチカ(本名・岡田和睦)1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘龍門に入門。04年8月に16歳でメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。12年にIWGPヘビー級王座を初戴冠。同年、初出場のG1で史上最年少優勝。21年秋に7年ぶり3度目のG1制覇。22年1月にIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。同年G1で史上4人目の連覇達成。24年1月末に新日本退団し、同年3月に米AEWと契約。得意技はレインメーカー。191センチ、107キロ。妻は声優の三森すずこ。