<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in東京ドーム棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万6913人…

<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in東京ドーム棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万6913人

棚橋弘至(49)が、オカダ・カズチカ(38)との現役最終戦を終え、記者会見に登場した。2012年から「疲れない男」として闘ってきたが、ついに「あーっ、疲れた」と本心を打ち明けた。

会見全文は次の通り。

-振り返って

「なりたくて、なりたくて、なりたくて、やっと3回目の入門テストで新日本に受かって26年間。いろんなことがありました。いいことも悪いこともあり、ブーイングも浴びたけど、たくさんの人にプロレスを見てもらう、楽しんでもらうことを僕なりに作り出すことができた。最高の舞台でレスラー生活の幕を閉じることができました。これからは社長として新日本プロレスの選手にはもっともっと気合を入れて、頑張ってもらって、今以上の新日本プロレスに大きくしていくことが僕の夢に変わりました」

-夢だった超満員の東京ドームの景色はいかがでしたか

「圧倒されました。セミファイナルもその前の試合もすごい歓声で、待っていて『オイ、オイ、オイ』となるくらいのお客さんの盛り上がりで最高でした」

-泣いて、笑って、いろんな感情が込み上げていました。達成感、そして感謝、そしてこれからの野望は

「もっとプロレスファンに喜んでほしい、楽しんでほしい、いろんな感情が沸いてきました」

-オカダと戦って感じたことは

「2012年のレインメーカーショックからレベルが違うと言っていたけど、本当にレベルが違う。今日も必死に食らい付いたけど。でも僕が負けて黙っている新日本のレスラーはいない。誰がオカダを倒すのか注目したい。たもとを分かっても命を削り合って戦った仲間は、僕の背中を押してくれました」

-会場にタナハシコールが起きました。

「いつの間にかこんなに応援してもらえる選手になったんだなと。いくらでも立ち上がれる。プロレスラーの醍醐味(だいごみ)を感じることができました」

-東京ドームは4万6913人の超満員で埋まりました

「達成できる席数のマックスを達成したので、本当にファンの皆さんに感謝です」

-引退セレモニーではサプライズな人たちが次々と花束を持ってきました

「誰が来るか聞いていなかったので、これは棚橋を泣かせにきたのだろうと思って、いろんな接点があった選手たちで、藤波さんも武藤さんも来ていただいて感謝です」

-柴田勝頼選手とはどんな言葉をかわしましたか

「『同じ時代に競い合えて良かったです』と僕が言ったら、柴田さんは『オレはもうちょっと頑張るからな』と」

-最後に内藤哲也選手もきました。

「びっくりしました。新日本のファンも大変喜んでいました。リング上で新日本の扉は開けておくからと言っておいたので、あとは彼次第。『今の新日本の選手とやらずに出ていくのはズルいな』と言ってやりました」

-セミファイナルのTAKESHITAと辻のIWGP戦の感想は

「ちょっと異次元。身体能力を含めて、受け身や技術は道場で身に付けることができるけど、生まれながらにして持っている能力を感じた。これからの選手は大変だと思いました」

-社長としてどんな新日本プロレスにしたいか。

「プロレスを知らない人に知ってもらって、楽しかったと1人でも思えてもらえるようにしたい。社長としてもやることがたくさんある」

-疲れましたか

「今、言っておかないと一生言えないと思うので言っておきます。あーっ、疲れた。2012年から14年間、疲れたと言っていなかったので。14年分の疲れたをストックしているので」

--ウルフアロン選手のデビュー戦については

「デビュー戦ですよ? 適応能力というか、ちょっと僕らが見てきたプロレスの常識で図れるものを、はるかに超えていました。これから、もっと伸びしろがあるんじゃないですか。ビックリしました」

-26年間、新日本一筋でした。その理由は

「新日本プロレスが好きだからです。僕をここまで成長させてくれたのは新日本プロレスだからです」