<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万691…
<新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退>◇4日◇東京ドーム◇観衆4万6913人
IWGP GLOBALヘビー級王者辻陽太(32)がIWGP世界ヘビー級王座の初奪取に成功し、2冠王者となった。
日米3団体所属の王者KONOSUKE TAKESHITA(30)とのダブル王座戦に臨み、29分20秒、逆エビ固めでギブアップを奪い、2本のベルトを統一した。
激しいエルボー合戦、お互いの得意技を繰り出す「おきて破り」の激闘を展開した。ワガママ(ランニング式膝蹴り)を狙ったTAKESHITAに対し、カウンターのジーンブラスター(スピアータックル)でマットに倒し、新日本の伝統をほうふつさせるクラシカル技、ボストンクラブ(逆エビ固め)で絞めあげてタップを誘った。
日体大アメフト部出身で1度は就職も17年4月に新日本入門。3年4カ月の新弟子生活、22年にメキシコ修行、23年に帰国し、いきなりIWGP世界ヘビー級王座にも挑戦した。IWGPインターコンチネンタル王座を吸収したIWGP世界ヘビー級王座を従来のIWGPヘビー級王座に戻す野望も持つなど伝統と歴史を重んじる生え抜きだ。
試合後、辻は退場するTAKESHITAを見つめながら「お前の目はまだ死んでねえ。やって分かったよ。俺はお前に負けたくない。ファンのみんな、新日本があったから、俺は今ここにいる。俺が辻陽太だ」と力強く宣言した。最後はジェイク・リーの襲撃でKOされるなど新たな難敵も登場。棚橋の付け人も務めた辻が、次の「看板」として最高のスタートを切った。【藤中栄二】
◆辻陽太(つじ・ようた)1993年(平5)9月8日生まれ、神奈川・横浜市出身。小・中学校で野球、高校ではアメフトで活躍し、日体大に推薦入学。在学中に自由が丘駅で棚橋弘至と遭遇したことがプロレスラーを目指したきっかけとなった。16年12月、新日本の入門テストに合格し、17年4月に入寮。18年4月の岡倫之戦でデビューした。21年9月から英国やメキシコへ海外遠征。23年5月の福岡大会で新日本に凱旋帰国。24年3月のNEW JAPAN CUP2024で優勝。8月のG1 CLIMAX34で準優勝。今年IWGP GLOBALヘビー級王座を2度戴冠した。182センチ、103キロ。