バレーボールSVリーグ男子のサントリーサンバーズ大阪のオポジット、ドミトリー・ムセルスキー(37)が4日、現役引退を発表…
バレーボールSVリーグ男子のサントリーサンバーズ大阪のオポジット、ドミトリー・ムセルスキー(37)が4日、現役引退を発表した。2025-26年シーズンを最後に、現役生活に終止符を打つ。
ムセルスキーは、同日行われた東京GB戦終了後に「この8年間の変わらぬご声援に感謝しています。今シーズンを持って私は現役を引退する決断をしました」と電撃発表。動揺するファンを前に「ただし、今シーズンはまだ終わっていません。チャンピオンシップを目指して全力で戦います」と意気込み「イチ、ニ、サンバーズ!」と腕を高く突き上げた。
ロシア代表として、12年ロンドンオリンピック(五輪)で金メダルを獲得。18年秋にサントリーに加入し、218センチの長身から鋭角に打ち込むスパイクを武器に、8シーズンにわたり、オポジットとしてチームに貢献してきた。
今季も第9節終了時点で、総得点でリーグトップの375得点、アタック決定率でも同2位の54・9%、サーブ効果率でも同3位の15・6%をマークするなど、チーム屈指の攻撃力を発揮。加えて、1セット当たりのブロック決定本数でもリーグ2位と、守備でも高い記録を残している。
引退を決断した一番の理由は、家族の存在だった。小学5年生の息子を持ち「ホームカントリーで育ってほしいという願いがある。親戚も皆ロシアにいるので、そういう環境の中で育ってほしい」と父親の顔をのぞかせる。
自身も「まだプレーできるとは思っている」と身体の衰えは感じていないが「このホームの雰囲気を感じることは、日本以外ではできない」と、母国での現役生活続行は考えなかった。引退後の活動も、まだ未定だ。
24-25年シーズンから指揮を執るオリビエ・キャット監督(58)も、アグレッシブに戦い続ける大砲を高く評価。「彼はすごくジェントルマンで頭のいい選手。みんなをケアしてくれるし、バレーボールの知識もあって、競争心も高い。彼とできたことは幸運。機会を頂けたことはギフトだと思っている」とたたえ「彼のキャリアをいい形で終わらせたい」と、昨季に続くリーグ連覇を誓った。